宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:38)
昨日、C1.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 5 --- ---
1/ 4 17:47 C1.5
1/ 3 --- ---

黒点  1/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
1386 1 α C1
1388 1 β ---
1389 14 β ---
1390 16 β ---
1391 4 β ---
1392 5 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:25 314 -0.5
-2 h 305 +2.0
-4 h 313 +0.7
-6 h 318 -1.9
-8 h 325 +0.0
-10 h 338 +2.1
-12 h 333 +1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 -6 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
1/ 5 0.3 6x10^1
1/ 4 0.6 3x10^1
1/ 3 1.3 1x10^1
1/ 2 0.4 1x10^1
1/ 1 0.3 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/12/31 14:36 Cクラスフレアが続いています。太陽風はやや低速になり、小規模のオーロラ活動が起きています。
2012/ 1/ 1 12:21 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。2012年最初のフレアとオーロラを動画でご覧下さい。
2012/ 1/ 2 09:29 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。太陽コロナの長期変化を紹介します。
2012/ 1/ 3 09:55 太陽風に小規模の変化が到来し、オーロラが強まっている様です。太陽黒点数の長期変化をまとめます。
2012/ 1/ 4 11:28 太陽風、磁気圏活動ともに穏やかです。太陽のフレア活動もありません。
最新のニュース

2012/ 1/ 5 14:38 更新
太陽風は更に低速になっています。太陽のフレア活動も静かです。

担当 篠原

太陽風の速度は更に下がって、
310km/秒とだいぶ遅い風になっています。
磁場強度は4nT前後と平均的な強さで安定しています。

太陽風が穏やかなため、磁気圏のオーロラ活動も穏やかで、
オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、全く変化していません。

と言って、オーロラが全く出ていなかったということでもなく、
ノルウェー・トロムソの全天カメラには、
世界時4日22〜5日0時頃に弱いオーロラが写っていました。
ACEによると、この頃に太陽風の磁場が-2〜-3nTと
弱い南向きになっていた影響でしょう。


太陽風は、明日もこのまま低速の状態が続きそうです。
明後日、7日以降になると、
SDO衛星AIA193の太陽の中心付近に見えている
コロナホールの影響がやって来そうです

コロナホールの規模が比較的小さいことから、
太陽風速度の変化は500km/秒台に上がるくらいではないかと思います。

一方、この期間は、27日前の前周期にも、
3〜4日間ほど、400km/秒台後半へ太陽風の速度が高まる変化が見られました
(27日周期の図の前周期のグラフを参照)。
この頃は、コロナホールははっきりとは見えませんでした。
今回、コロナホールがはっきりと出現したことで、
太陽風速度の高まりがどの様に回帰するかという点にも注目しています。


太陽のフレア活動は、穏やかです。
太陽の中心付近の1392黒点群でC1.5、
西に沈んだ1386黒点群でC1.3の小規模フレアが起きた程度です。

南西(右下)の1389黒点群は、更に小さくなっています。



ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影されたオーロラ。北の空に低く見えていた。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。