宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 1/ 5 14:38 更新 太陽風は更に低速になっています。太陽のフレア活動も静かです。 担当 篠原 太陽風の速度は更に下がって、 310km/秒とだいぶ遅い風になっています。 磁場強度は4nT前後と平均的な強さで安定しています。 太陽風が穏やかなため、磁気圏のオーロラ活動も穏やかで、 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、全く変化していません。 と言って、オーロラが全く出ていなかったということでもなく、 ノルウェー・トロムソの全天カメラには、 世界時4日22〜5日0時頃に弱いオーロラが写っていました。 ACEによると、この頃に太陽風の磁場が-2〜-3nTと 弱い南向きになっていた影響でしょう。 太陽風は、明日もこのまま低速の状態が続きそうです。 明後日、7日以降になると、 SDO衛星AIA193の太陽の中心付近に見えている コロナホールの影響がやって来そうです コロナホールの規模が比較的小さいことから、 太陽風速度の変化は500km/秒台に上がるくらいではないかと思います。 一方、この期間は、27日前の前周期にも、 3〜4日間ほど、400km/秒台後半へ太陽風の速度が高まる変化が見られました (27日周期の図の前周期のグラフを参照)。 この頃は、コロナホールははっきりとは見えませんでした。 今回、コロナホールがはっきりと出現したことで、 太陽風速度の高まりがどの様に回帰するかという点にも注目しています。 太陽のフレア活動は、穏やかです。 太陽の中心付近の1392黒点群でC1.5、 西に沈んだ1386黒点群でC1.3の小規模フレアが起きた程度です。 南西(右下)の1389黒点群は、更に小さくなっています。 ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影されたオーロラ。北の空に低く見えていた。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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