宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:28)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 4 --- ---
1/ 3 --- ---
1/ 2 23:52 C2.4
16:03 C1.5
14:13 C1.7

黒点  1/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
1386 1 α ---
1388 1 α ---
1389 20 β C2
1390 9 β ---
1391 1 α ---
1392 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 361 +0.4
-2 h 370 +0.3
-4 h 383 -1.3
-6 h 381 -0.2
-8 h 396 +2.1
-10 h 424 +0.7
-12 h 410 -1.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -18 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -22 -/ -
-10 h -26 -/ -
-12 h -29 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
1/ 4 0.6 3x10^1
1/ 3 1.3 1x10^1
1/ 2 0.4 1x10^1
1/ 1 0.3 1x10^1
12/31 0.4 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/12/30 13:32 Mクラスのフレアが3回発生しました。太陽風は平均的な速度に高まっています。
2011/12/31 14:36 Cクラスフレアが続いています。太陽風はやや低速になり、小規模のオーロラ活動が起きています。
2012/ 1/ 1 12:21 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。2012年最初のフレアとオーロラを動画でご覧下さい。
2012/ 1/ 2 09:29 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。太陽コロナの長期変化を紹介します。
2012/ 1/ 3 09:55 太陽風に小規模の変化が到来し、オーロラが強まっている様です。太陽黒点数の長期変化をまとめます。
最新のニュース

2012/ 1/ 4 11:28 更新
太陽風、磁気圏活動ともに穏やかです。太陽のフレア活動もありません。

担当 篠原

太陽風の速度は、380〜400km/秒前後と平均的な速度を保っています。
一方、10nTに高まっていた磁場強度は、
昨日のニュース以降、ゆっくりと弱まって、
現在は5nTと平均的な状態に戻っています。

昨日から昨夜にかけて、太陽風磁場の南北成分は南寄りが続きました。
この影響で、地球ではオーロラ活動が活発になり、
AE指数のグラフを見ると、
600nTくらいの中規模の変動が半日ほど続いています。

日本時間で今日に入った頃から(世界時では15時頃から)は、
太陽風磁場の南北成分は0nT付近で変化する様になりました。
このため、磁気圏へのエネルギーの流れ込みは弱まり、
オーロラの活動も弱まっています。


太陽風は、磁場強度が弱まって来たことから、
今回の変化は一段落して、
速度は下がって行くでしょう(特に高まってはいませんでしたが)。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
小型の縦に伸びるコロナホールが太陽のちょうど中心に来ています。
3〜4日後の7〜8日くらいに、このコロナホールから吹き出している
速度の高い太陽風が地球にやって来る可能性があります。

コロナホールが小さいので、
太陽風の変化としてはそれほど大きくならないと思います。


太陽のフレア活動は、すっかり静かになっています。
GOES衛星のX線グラフは、昨日以降Cクラスに達する変化も起きていません。
1389黒点群は黒点の見え方もだいぶ小さくなって来ました。

さて、太陽の可視光写真として掲載しているSDO衛星の写真が、
急にオレンジ色のカラーになっていました。
これが2012年型なのでしょうか。


2日の午後くらいから先ほどまで、学校のネットワークに不具合が発生し、
太陽風データやフレアの検出、黒点リストなどの表示が停止していました。
今日の10時過ぎくらいに復旧して、データも表示される様になりました。
この間、大きな現象もなくて助かりましたが、ご迷惑をおかけしました。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。