宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2012/ 1/ 4 11:28 更新 太陽風、磁気圏活動ともに穏やかです。太陽のフレア活動もありません。 担当 篠原 太陽風の速度は、380〜400km/秒前後と平均的な速度を保っています。 一方、10nTに高まっていた磁場強度は、 昨日のニュース以降、ゆっくりと弱まって、 現在は5nTと平均的な状態に戻っています。 昨日から昨夜にかけて、太陽風磁場の南北成分は南寄りが続きました。 この影響で、地球ではオーロラ活動が活発になり、 AE指数のグラフを見ると、 600nTくらいの中規模の変動が半日ほど続いています。 日本時間で今日に入った頃から(世界時では15時頃から)は、 太陽風磁場の南北成分は0nT付近で変化する様になりました。 このため、磁気圏へのエネルギーの流れ込みは弱まり、 オーロラの活動も弱まっています。 太陽風は、磁場強度が弱まって来たことから、 今回の変化は一段落して、 速度は下がって行くでしょう(特に高まってはいませんでしたが)。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 小型の縦に伸びるコロナホールが太陽のちょうど中心に来ています。 3〜4日後の7〜8日くらいに、このコロナホールから吹き出している 速度の高い太陽風が地球にやって来る可能性があります。 コロナホールが小さいので、 太陽風の変化としてはそれほど大きくならないと思います。 太陽のフレア活動は、すっかり静かになっています。 GOES衛星のX線グラフは、昨日以降Cクラスに達する変化も起きていません。 1389黒点群は黒点の見え方もだいぶ小さくなって来ました。 さて、太陽の可視光写真として掲載しているSDO衛星の写真が、 急にオレンジ色のカラーになっていました。 これが2012年型なのでしょうか。 2日の午後くらいから先ほどまで、学校のネットワークに不具合が発生し、 太陽風データやフレアの検出、黒点リストなどの表示が停止していました。 今日の10時過ぎくらいに復旧して、データも表示される様になりました。 この間、大きな現象もなくて助かりましたが、ご迷惑をおかけしました。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |