宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2011/12/20 11:55 更新 太陽風は低速で、小規模のオーロラ活動が発生した程度です。薄明のLovejoy彗星の写真をどうぞ。 担当 篠原 ニュージーランド南島のクィーンズタウンにお住まいの米戸実氏より、 今日の早朝、撮れたてのLovejoy彗星の写真が届きました。 朝の光の中に、半分溶け込んだように彗星の長い尾が見えています。 2日連続で低い雲に阻まれて、ようやくの撮影成功だったとのことです。 すばらしい写真をありがとうございます。 STEREO Ahead衛星からは、COR2よりもう一段広いHI1のカメラで、 まだLovejoy彗星が見えています。 米戸氏が撮影した彗星は、この動画の最後の頃の姿です。 昨日の太陽風の変化は、現在まで続いています。 速度は360km/秒ほどと低速ですが、それ以前よりは高まった状態が続いています。 磁場強度も5〜10nTとやや強まった状態で変化しています。 磁場の南北成分は0nT付近か、北寄りに傾く時間帯の方が長いようです。 所々で南に向いていて、そこで弱いオーロラの活動を起こしています。 AE指数は300nTほどの小規模の変化が2回ほど記録されています。 速度も遅いのでこの程度になるでしょう。 今後は、SDO衛星AIA193に見えていてたコロナホールの影響が どの程度やって来るのかに注目してください。 コロナホールは淡かったので、太陽風への影響は弱いだろうと思います。 太陽は、黒点群の番号は残っていますが、 黒点の見え方はだいぶ寂しくなっています。 フレア活動も静かで、先ほどC1の小規模フレアがひとつ発生した程度です。 南半球の中央部の1381黒点群で発生したようです。 ニュージーランド南島クィーンズタウンで、米戸氏により撮影された薄明の中のLovejoy彗星。 (c) 米戸 実 STEREO Ahead衛星HI1カメラによる、太陽から離れて行くLovejoy彗星。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |