宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:25)
今日、C7.1の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/15 08:41 C3.4
07:36 C2.0
04:23 C7.1
01:43 C2.5
12/14 23:48 C7.5
22:03 C5.9
17:56 C2.4
14:11 C2.9
13:51 C3.3
12:01 C3.5
10:37 C2.0
10:09 C1.9
08:24 C4.8
08:01 C1.9
12/13 08:31 C1.8

黒点 12/15 (NOAA)
磁場 フレア
1366 1 α ---
1374 4 β ---
1375 2 α ---
1376 4 β C1
1377 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:15 371 -0.0
-2 h 374 -0.2
-4 h 390 -2.0
-6 h 388 +1.3
-8 h 397 -1.0
-10 h 403 +0.3
-12 h 399 +1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -14 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 8x10^1
12/15 0.3 1x10^2
12/14 0.4 1x10^2
12/13 0.3 1x10^2
12/12 0.3 1x10^2
12/11 0.5 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/12/10 14:32 太陽風の速度が400km/秒に上がり、もう一段上昇するかもしれません。
2011/12/11 12:16 太陽風は平均的な速さで、オーロラの活動も起きています。皆既月食の写真を紹介します。
2011/12/12 11:15 太陽風はやや高速の状態が続いています。フィラメント噴出によりCMEが発生しています。
2011/12/13 12:03 太陽風は470km/秒とやや高速です。太陽フレアは穏やかです。
2011/12/14 08:59 460km/秒のやや高速の太陽風が続いています。C4.8の小規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2011/12/15 10:25 更新
太陽に明るい彗星が近づいています。西に没した1367黒点群が活発にフレアを起こしました。

担当 篠原

SOHO衛星LASCO C3カメラの下側から、長い尾を引いて明るい彗星が顔を出しました。
Spaceweather.comの情報によると、Lovejoy彗星という名前だそうです。
STEREO Ahead衛星のHI1カメラにも、12日から写っていました。
下の方から太陽に向かって斜めに近づいています。
SOHO衛星の写真と組み合わせると、立体的な動きがイメージできます。
この後、太陽に接近する様子が楽しみです。
SOHOの最新写真のページで確認して下さい。


太陽風は、昨日のニュース以降、ゆっくりと速度が下がって、
現在は370km/秒と低速の風に変わっています。
太陽風速度の高まりは終わったようです。

オーロラの活動も静かで、AE指数のグラフはほとんど変化していません。


12日のニュースでお知らせしたCMEの影響はまだ来ていません。
今日、明日くらいまでは注目して下さい。
速度の変化は小さいですが、磁場がある程度強まる可能性があります。
南向きに強まると、オーロラも活発化するでしょう。

この変化を除くと、太陽風は低速の穏やかな状態が続くでしょう。


太陽は、昨日のC4.8以降、1367黒点群の活動が強まり、
C3.1、C3.5、C3.3、C3.9、C5.8、C7.5、C7.0と
かなり活発にフレアが発生しています。
ほぼ西に没していることを考えると、
実際にはMクラスの中規模フレアだったものもあるのではないでしょうか。



SOHO衛星LASCO C3カメラの下側から彗星が現われました。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星のHI1カメラの右下に、この彗星が写っています。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。