宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:45)
昨日、C3.2の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/19 --- ---
12/18 13:58 C1.9
11:01 C1.9
07:37 C3.2
12/17 13:48 C1.3

黒点 12/19 (NOAA)
磁場 フレア
1374 1 α ---
1375 1 α ---
1376 3 β C3
1377 4 β ---
1379 2 α ---
1380 2 α ---
1381 5 β C1
1382 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:36 312 +6.4
-2 h 299 -5.2
-4 h 291 +4.6
-6 h 288 +0.3
-8 h 258 -0.5
-10 h 258 -0.8
-12 h 259 -0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -7 -/ -
-2 h -4 -/ -
-4 h -5 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^2
12/19 0.3 1x10^2
12/18 0.5 1x10^2
12/17 0.3 1x10^2
12/16 0.4 1x10^2
12/15 0.4 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/12/14 08:59 460km/秒のやや高速の太陽風が続いています。C4.8の小規模フレアが発生しました。
2011/12/15 10:25 太陽に明るい彗星が近づいています。西に没した1367黒点群が活発にフレアを起こしました。
2011/12/16 10:19 Lovejoy彗星が太陽に大接近しています。フレア、太陽風は穏やかです。
2011/12/17 13:46 Lovejoy彗星は太陽の向こう側を通過して姿を現しました。宇宙天気は穏やかです。
2011/12/18 12:08 太陽風の速度は260km/秒とかなり遅くなっています。C3の小規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2011/12/19 09:45 更新
太陽風に小さな乱れが到来し、弱いオーロラの発生に繋がっています。太陽は穏やかです。

担当 篠原

STEREO Ahead衛星の写真が高画質版になっていたので、
もう一度だけ、Lovejoy彗星の動画をご覧ください。
臨場感あふれる、見事な映像です。

2枚目の図で、現在のSTEREO衛星の位置を紹介します。
地球(手前の緑の丸)に対して、Ahead衛星(右端の赤丸)は90度以上離れた、
もう太陽よりも向こう側に達しています。
ここから見たLovejoy彗星の様子なのです。


太陽風に小規模の乱れが来ています。
19日3時(世界時18日18時)に、
太陽風の速度が260km/秒から300km/秒に急に上がっています。
速度は、その後320km/秒くらいまで上がりました。
一方、磁場強度も3nTから、8nTくらいに上がっています。

変化としてはとても小規模です。
かなり遅い太陽風であることに変わりはありません。

規模が小さいため、発生源もはっきりしないのですが、
13〜15日頃に太陽でいくつか見られた弱いCME(太陽ガスの放出現象)の
どれかではないかと思います。

一時的に、太陽風の磁場が-8nTに達する南向きになっています。
ちょうど今、ノルウェーのトロムソで、
この影響と思われるオーロラが観測されています。
撮れたての動画をご覧ください。


太陽風の乱れは、大きくなることはないと思いますが、
速度がとても遅いので、通り過ぎるまでに時間がかかるかもしれません。
磁場の乱れがどのくらい続くのか注目してください。

その後ですが、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
とても淡いコロナホールの様な暗い領域が太陽の中心部を通過しています。
20日午後か21日頃から、太陽風に影響が見られるかもしれません。


太陽は、昨日のニュースの頃に、
1376黒点群でCクラスの小規模フレアが数回発生しましたが、
その後は穏やかになっています。

南半球側に、1381、1382黒点群が新しく発生しています。
フレアの活動はどうなるでしょうか。



STEREO Ahead衛星COR2カメラによる、Lovejoy彗星の太陽大接近。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


現在のSTEREO衛星の位置。右の赤丸がAhead衛星、左の青丸がBehind衛星を示している。
(c) STEREO (NASA)


ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、オーロラの様子。
(c) 国立極地研究所、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。