宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/12/11 12:16 更新 太陽風は平均的な速さで、オーロラの活動も起きています。皆既月食の写真を紹介します。 担当 篠原 昨夜は皆既月食でしたが、天候はいかがでしたか。 霧島市は冬型の悪天候に阻まれ、時々雲のすき間から月が見える程度でした。 月食直前は晴れていたのに、月食の始まりとともに雲が流れてきて、 やがて小雨がぱらついたりして、望遠鏡に傘をさしながら観望していました。 かなり残念な結果でしたが、皆既中に少しだけ写真を撮ることができたので、 写真を3枚、背景の星を固定して動画にして掲載します。 わずか20分の間の変化ですが、月の動きや、 光の当たり具合の変化などご覧ください。 また、国立極地研究所がノルウェー北方のスバールバル島Longyearbyenに設置している オーロラ観測の全天カメラでも、皆既月食の様子を見ることができました。 ここは緯度がとても高いため、月は画面の端、地平線の近くに見えています。 全天カメラなので月はとても小さく見えますが、 食の進行にともなう星空の見え方の変化などとてもきれいです。 ぜひ国立極地研究所のページに進んで、大きなサイズの動画をご覧ください。 宇宙天気とは関係ない話が長くなりましたが、 太陽風は400〜450km/秒前後と平均的な速度で安定していて、 これ以上特に高まることはありませんでした。 磁場強度は8nTとやや強まった状態が続いたのですが、 今朝から5nTと平均的な強さに下がっています。 もう2日程度は現在の様な太陽風が続くのではないでしょうか。 その後は速度が下がって、穏やかな太陽風に戻りそうです。 磁気圏では、Longyearbyenの動画にも見えていましたが、 AE指数500nT程度の中規模のオーロラ活動が発生しています。 太陽風の速度が400km/秒台に上がっているためでしょう。 太陽は、目立ったフレア活動もなく、穏やかな状態です。 黒点の見え方も少し寂しくなっています。 皆既月食中の月の動き。23:22、23:32、23:39に、鹿児島県霧島市で撮影。 (c) 宇宙天気ニュース ノルウェーのスバールバル島Longyearbyenで全天カメラによって撮影された皆既月食。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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