宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:32)
昨日、C2.6の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 9 --- ---
11/ 8 16:26 C2.6
07:39 C2.4
11/ 7 14:20 C2.4
12:05 C3.6
09:13 C2.4

黒点 11/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
1338 15 β C2
1339 40 βγ C4
1340 1 α ---
1341 5 β ---
1342 14 β ---
1343 1 α ---
1344 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:23 396 +1.9
-2 h 397 -0.2
-4 h 409 +0.6
-6 h 400 +1.0
-8 h 394 +1.8
-10 h 400 -1.3
-12 h 388 -2.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -25 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -26 -/ -
-6 h -29 -/ -
-8 h -29 -/ -
-10 h -36 -/ -
-12 h -36 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
11/ 9 0.5 3x10^2
11/ 8 0.6 5x10^2
11/ 7 0.7 6x10^2
11/ 6 1.3 4x10^2
11/ 5 3.0 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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太陽風 7日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/11/ 4 10:19 太陽の東端でX1.9の大規模フレアが発生しました。1339黒点群は活発にフレアを起こしています。
2011/11/ 5 11:06 太陽はMクラスフレアを起こしていますが、活動は比較的落ち着いています。
2011/11/ 6 14:10 1339黒点群では、Mクラスのフレアが繰り返し発生しています。磁気圏は静穏です。
2011/11/ 7 10:51 太陽のフレア活動は弱まっています。太陽風は低速で、磁気圏も静かです。
2011/11/ 8 09:53 太陽のフレア活動は弱まっています。太陽風は低速です。
最新のニュース

2011/11/ 9 11:32 更新
太陽は比較的穏やかな状態です。太陽風も平均的な速度で、磁気圏も穏やかです。

担当 篠原

太陽には今日も黒点がたくさん見えていますが、
フレアの活動は落ち着いています。

昨日のニュースの直前、8日8時(世界時7日23時)に、
C3.2の小規模フレアが発生しましたが、
その後は、C2.6、C1.8とより小さなフレアが発生した程度です。
(X線グラフで見ると、ちょうど今C2のフレアが発生している様です)

1339黒点群と1338黒点群は、どちらも規模が縮小しているそうで、
太陽は、このまま静かな状態が続きそうです。


太陽風は、速度がゆっくりと上がって、
400km/秒と平均的な速さになっています。
磁場強度は、昨日発生していた強まりは終わって、
現在は5nTと平均的な強さです。

この後も、太陽風は穏やかな状態が続くと思われます。


オーロラの活動度を表すAE指数は、
2回ほど500nT近い変化を記録しています。
これは、太陽風磁場の南北成分が、
一時的に-5nTとまとまった南向きになった影響です。

基本的には、磁気圏も穏やかです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。