宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:10)
今日、M1.8の中規模フレアが発生しました。
また、X2.0の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 6 09:41 M1.2
05:24 M1.8
00:11 C4.3
11/ 5 20:08 M1.1
19:34 C3.2
11:39 M3.8
07:25 C4.7
05:15 M1.0
04:24 C2.9
11/ 4 12:28 C8.6
09:41 C5.4
09:05 C3.9
08:26 M2.2
07:56 C9.3
07:12 C5.9
05:15 X2.0
03:47 C4.5
00:06 C3.1

黒点 11/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
1334 1 α ---
1337 3 β ---
1338 8 β ---
1339 31 βγδ X2
1340 1 α ---
1341 1 α ---
1342 8 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:57 294 +3.6
-2 h 284 +2.8
-4 h 286 +3.8
-6 h 344 +2.2
-8 h 318 +0.1
-10 h 296 -2.3
-12 h 316 -0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 -13 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -18 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 1x10^2
11/ 6 1.3 4x10^2
11/ 5 3.0 5x10^2
11/ 4 3.7 3x10^2
11/ 3 0.4 2x10^2
11/ 2 0.3 5x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/11/ 1 07:51 太陽の東端でMクラスのフレアが2回発生しています。南向き磁場がやや強まっています。
2011/11/ 2 12:22 太陽風磁場の強い南向きが続き、活発なオーロラ活動が発生しました。太陽でフレアが頻発しています。
2011/11/ 3 12:55 太陽東端の1339黒点群でM4.3のフレアが発生しました。Cクラスのフレアも多く発生しています。
2011/11/ 4 10:19 太陽の東端でX1.9の大規模フレアが発生しました。1339黒点群は活発にフレアを起こしています。
2011/11/ 5 11:06 太陽はMクラスフレアを起こしていますが、活動は比較的落ち着いています。
最新のニュース

2011/11/ 6 14:10 更新
1339黒点群では、Mクラスのフレアが繰り返し発生しています。磁気圏は静穏です。

担当 篠原

昨日のニュース以降、1339黒点群で、
Mクラスの中規模フレアが繰り返し発生しています。
5日12時(世界時5日3時)にM3.7、
5日20時(世界時5日11時)にM1.1、
6日5時半(世界時5日20時半)にM1.8、
6日10時(世界時6日1時)にM1.2の4つです。

1339黒点群は、大きくて複雑な形を保っています(1枚目に掲載)。
今後もMクラスや、Xクラスなどの大きなフレアが発生する可能性があります。

また、南半球側の1338黒点群や、
東端の活動領域でもフレア活動が見られ、
太陽は様々な場所で活動が発生しています。

また、太陽から北寄りにCME(太陽ガスの放出現象)が噴き上がっています。
フィラメント噴出によるものの様です。
SOHO LASCO C3の動画(青)では、太陽の上側を囲む様に広がっています。
STEREO Aheadの動画(赤)では、ガスは左上に向かって噴き上がっています。
STEREO Aheadの写真では、地球は左の横方向にあるので、
CMEの濃い部分は地球とはやや外れた方向に向かっています。
噴出の速度も遅いので、4日後の9日くらいの太陽風に、
多少影響が見られるかもしれません。


太陽風は、速度は300km/秒を割り、かなり遅くなっています。
磁場強度は6nTと平均的な強さで安定しています。
コロナホールの影響は特になく、静かな太陽風が続いています。

磁気圏活動も静穏だと思われますが、AE指数のグラフは真っ白です。
データ処理過程のどこかが止まっている様です。

太陽風は、今後も穏やかな状態が続き、
磁気圏も静かでしょう。


また、太陽放射線は、ゆっくりと低下しています。



SDO衛星による1339黒点群の拡大写真。
(c) SDO (NASA)


太陽の北寄りに噴出するCME。STEREO Aheadからは左方向に地球がある。
(c) SOHO (ESA & NASA)、STEREO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。