宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:57)
昨日、M1.4の中規模フレアが、一昨日もM3.9の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 4 --- ---
10/ 3 08:54 C7.6
06:39 C7.6
02:18 M1.4
10/ 2 23:53 C2.7
15:26 C2.4
09:33 M3.9

黒点 10/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
1302 10 β M1
1305 10 β M4
1306 1 α ---
1307 1 α ---
1309 6 β ---
1310 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 398 +0.9
-2 h 406 +0.6
-4 h 369 -0.0
-6 h 373 -1.5
-8 h 384 -1.7
-10 h 381 -2.5
-12 h 382 -1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -16 -28/ 10
-2 h -17 -21/ 5
-4 h -18 -17/ 6
-6 h -18 -17/ 8
-8 h -18 -14/ 4
-10 h -18 -18/ 5
-12 h -18 -11/ 14

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^2
10/ 4 0.3 3x10^3
10/ 3 0.4 2x10^3
10/ 2 0.5 1x10^3
10/ 1 0.8 3x10^3
9/30 1.1 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 9/29 08:05 高速の太陽風の太陽風が続き、オーロラも活発に発生しています。フレアの発生は弱まっている様です。
2011/ 9/30 10:09 太陽風は高速状態が続き、オーロラの激しい活動も起きました。
2011/10/ 1 14:15 太陽風の乱れによって、オーロラ活動が発生しました。太陽では中規模フレアが起きています。
2011/10/ 2 12:48 太陽でM3.9の中規模フレアが発生し、CMEも噴き出しているようです。太陽風は高速になり、オーロラの活動も続いています。
2011/10/ 3 11:12 太陽風の乱れによって、オーロラの活動は続いています。今後もCMEの影響が続きそうです。
最新のニュース

2011/10/ 4 12:57 更新
太陽風磁場が南寄りになり、小規模のオーロラ活動が続いています。今後、CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。

担当 篠原

10月2日のSTEREO Aheadの動画に写っていた彗星の太陽突入の様子が、
Spaceweather.comでも紹介されていました。
彗星が太陽に近付いた直後に、派手なCMEの噴出が起きていて、
なかなか印象的な映像になっているためです。

今日のニュースで、改めてSOHOのLASCO C2、C3の動画と、
高画質の写真がダウンロードされていた
STEREO Ahead COR1、COR2の動画を掲載します。
2つ合わせるとかなりファイルサイズが大きく、
表示に時間がかかってしまうかもしれませんが、どうぞご覧ください。

CMEの発生は偶然で、彗星が太陽のフレアに影響したのではないと思われますが、
それにしても見事なタイミングで、興味深い動画です。



現在の太陽風は、380〜400km/秒と平均的な速度が続いています。
磁場強度も5nTと平均的な強さです。

磁場の南北成分は、-2〜-4nTと振幅は小さめですが、ずっと南寄りを向いています。
このため、弱いオーロラ活動が連続的に発生しています。
AE指数では、200〜500nTの小規模の変化が次々と発生しています。


今後は、昨日や一昨日のニュースで紹介したCMEによる太陽風の乱れが、
地球にやって来る可能性があります。
太陽風の変化やオーロラ活動の強まりに注目してください。


太陽のフレア活動は、昨日の朝のC7.6を最後に、
ほとんど見られなくなっています。

黒点群は、小さなものはいくつもあるのですが、
特に活動的な群はなくなっている様です。



SOHO LASCO C3、C2カメラによる、太陽に接近する小型の彗星。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead COR1、COR2カメラによる、太陽に接近する小型の彗星。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。