宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (15:25)
今日、C2.3の小規模フレアが発生しました。
また、M1.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 5 09:09 C2.3
10/ 4 17:55 C7.4
10/ 3 08:54 C7.6
06:39 C7.6
02:18 M1.4
00:07 C2.7

黒点 10/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
1302 7 β M1
1305 10 β C8
1306 1 α ---
1307 4 β ---
1309 6 β ---
1310 8 β ---
1311 12 β ---
1312 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
15:15 370 +3.1
-2 h 365 -1.3
-4 h 364 -0.9
-6 h 365 +0.5
-8 h 362 -0.3
-10 h 353 -0.4
-12 h 354 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -12 -/ 5
-2 h -13 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^2
10/ 5 0.5 4x10^3
10/ 4 0.4 3x10^3
10/ 3 0.4 2x10^3
10/ 2 0.5 1x10^3
10/ 1 0.8 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 9/30 10:09 太陽風は高速状態が続き、オーロラの激しい活動も起きました。
2011/10/ 1 14:15 太陽風の乱れによって、オーロラ活動が発生しました。太陽では中規模フレアが起きています。
2011/10/ 2 12:48 太陽でM3.9の中規模フレアが発生し、CMEも噴き出しているようです。太陽風は高速になり、オーロラの活動も続いています。
2011/10/ 3 11:12 太陽風の乱れによって、オーロラの活動は続いています。今後もCMEの影響が続きそうです。
2011/10/ 4 12:57 太陽風磁場が南寄りになり、小規模のオーロラ活動が続いています。今後、CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。
最新のニュース

2011/10/ 5 15:25 更新
太陽風は低速ですが、弱いオーロラの活動は続いています。CMEの影響はまだで、今後に注目です。

担当 篠原

太陽の裏側で、大規模なCME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。
SOHO LASCO C2、C3の動画をご覧ください。
太陽を取り囲むように激しく白いコロナのガスが噴き出しています。

これが地球方向であれば、たいへんですが、
STEREO Behindで横方向から太陽を見ると、
地球とは反対である左側へ向かって噴き出しています。

EUVI 195の写真では、太陽の左上でフレアが発生しています。
ここの活動領域で発生した現象でした。


地球側の太陽面では、西の端の1302黒点群で、
C7.3とC2.3の2つの小規模フレアが発生しました。

1302黒点群は、西に没して見えなくなっています。
残った黒点群の活動は今のところ特に見られず、
しばらく太陽は穏やかになりそうです。


太陽風は、370km/秒とやや低速の状態で安定しています。
磁場強度も5nTでほぼ変わっていません。

磁場の南北成分は、連続的に南寄りになっていて、
小規模のオーロラ活動が度々発生しています。
AE指数で400nTほどの変化が見られています。


1日や2日に発生したCMEの影響はまだ来ていません。
これからやって来ると思われますが、時間がかかっているので、
速度はあまり上がらないでしょう。

磁場の変化が注目されますが、強い南向きになった場合、
速度が遅い代わりに、磁場の乱れの継続時間も長くなり、
結果的にオーロラなどの磁気圏活動が長時間続くこともあります。
引き続き、ACEのデータやオーロラのライブカメラなどに注目してください。



授業の担当時間の関係で、これから2月までの半年間、
水曜日の更新はこの時刻(15時過ぎ)になることが多いと思います。
遅い時間になり、申し訳ありません。



SOHO LASCO C3、C2カメラによる、ハロー型CMEの様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Behindから見たCME。地球の反対側の左側に噴き出しています。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。