宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:15)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 1 13:43 C4.1
03:43 M1.0
9/30 12:35 C7.7
9/29 21:17 C2.7

黒点 10/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
1301 1 α ---
1302 25 βγδ C3
1305 9 βγ M1
1306 1 α ---
1307 3 β C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:06 439 +3.6
-2 h 448 -5.0
-4 h 451 +1.8
-6 h 448 -3.9
-8 h 441 +2.1
-10 h 475 +0.3
-12 h 434 +3.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:59 -25 -35/ 19
-2 h -14 -22/ 18
-4 h -16 -5/ 27
-6 h -10 -11/ 18
-8 h -10 -16/ 15
-10 h -11 -25/ 2
-12 h -13 -23/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 1x10^2
10/ 1 0.8 3x10^3
9/30 1.1 1x10^3
9/29 4.5 9x10^2
9/28 6.4 1x10^3
9/27 27.7 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 9/26 15:01 太陽ではMクラスのフレアが頻繁に発生しています。太陽風と磁気圏は穏やかです。
2011/ 9/27 11:29 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。激しいオーロラの活動が発生し、大きな磁気嵐になっています。
2011/ 9/28 11:44 太陽風の速度は下がり、擾乱は終わりつつあります。フレアも減少しています。
2011/ 9/29 08:05 高速の太陽風の太陽風が続き、オーロラも活発に発生しています。フレアの発生は弱まっている様です。
2011/ 9/30 10:09 太陽風は高速状態が続き、オーロラの激しい活動も起きました。
最新のニュース

2011/10/ 1 14:15 更新
太陽風の乱れによって、オーロラ活動が発生しました。太陽では中規模フレアが起きています。

担当 篠原

残り少ない期間と紹介したばかりですが、
昭和基地でたいへん美しいオーロラが観測されています。
世界時9月30日23時台のオーロラ活動です。
昨日に続いて大きなファイルサイズとなりますが、どうぞご覧下さい。

昨夜から、太陽風の速度、磁場、プラズマ密度に乱れが発生しています。
CMEの影響ではないかと思いますが、
磁場強度が7〜10nTくらいに強まるとともに、
南北成分が大きく南を向く時間帯が見られます。

この変化によって、昭和基地で観測された活発なオーロラが発生したのです。
AE指数では、800nTに達する中規模の変化が記録されています。


太陽風磁場の南向きの変動はその後も見られ、
ここでも活発なオーロラ活動が発生しているのではないでしょうか。


太陽風の速度は、昨夜、一時的に500km/秒台に上がりました。
その後は、450km/秒とやや高速の状態で安定しています。
CMEによる変化とともに、コロナホールの影響も含まれているかもしれません。
SDO衛星AIA193では、太陽の南西(右下)に小規模のコロナホールが見えています。
ちょうど、地球へ影響が及ぶ目安の位置に達しています。

そして、太陽風はこの後も小規模の乱れが続く可能性があります。
コロナホールの影響に加えて、
ここ数日、太陽の中心付近で小規模のCMEが発生していて、
それらの影響がやって来る可能性があるためです。

例えば、29日に発生したCMEは、明日、10月2日くらいに、
30日に発生したCMEは、10月3日くらいに地球にやって来るかもしれません。

この後も、太陽風やオーロラの活動に注目して下さい。


太陽では、ちょうど中央に見える1305黒点群の活動が目立っています。
30日13時(世界時30日4時)に、C7.7の小規模フレア、
今日、10月1日4時(世界時9月30日19時)に、M1.0の中規模フレア
などを起こしています。

M1.0のフレアでは、CMEの発生も見られ、
明後日、3日の夜から、4日にかけて地球に到来する可能性があります。



南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、世界時9月30日23時頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。