宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2011/ 9/29 08:05 更新 高速の太陽風の太陽風が続き、オーロラも活発に発生しています。フレアの発生は弱まっている様です。 担当 篠原 太陽風の速度は、500km/秒に下がったところで安定し、 昨日のニュースから今日の早朝まで、この状態が続きました。 今朝になって少し下がり、現在は470km/秒くらいです。 磁場強度も5nTと通常の値で落ち着いていて、 弱まることはありませんでした。 そして、磁場の南北成分は昨日同様南寄りの傾向が続いています。 特に、今日のACEの図の前半は、 振幅は-3nTと小さいですがずっと南向きになっています。 これに高めの速度が重なって、 磁気圏のオーロラ活動は強まった状態が続きました。 AE指数は、500〜800nTほどの中規模の変化が連続的に発生しています。 しかし、図の後半からは、太陽風の様子が変わりつつあるのか、 オーロラの活動は小さくなっています。 その太陽風の速度は、この後、次第に下がっていくと思われます。 SDO AIA193の太陽コロナ写真では、 太陽中央部の南半球側に小さなコロナホールが見えています。 明後日くらいに弱い影響が太陽風に見られるかもしれません。 放射線帯の高エネルギー電子は、 昨日以上に高まることはなく、低い値に留まっています。 太陽のフレア活動は、次第に弱まっている印象です。 昨日は、28日21時半(世界時28日12時半)にC9.3、 28日22時半(世界時28日13時半)にM1.2と、 ほぼ同じ規模の小さめの中規模フレアが1302黒点群で発生した程度です。 1302黒点群の大きさも、昨日のやや小さくなった姿そのままです。 今日も、フレアの発生は続くと思いますが、 その規模は次第に小さくなって行きそうです。 今朝は名古屋より更新しています。 快晴で気持ちのいい朝です。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |