宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (16:06)
昨日、M1.0の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏内がやや活動的になっています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/14 --- ---
9/13 21:03 C2.5
05:30 M1.0
9/12 21:14 C2.9
12:24 C2.0

黒点  9/14 (NOAA)
磁場 フレア
1287 3 β ---
1289 10 β ---
1290 8 β ---
1292 5 β C2
1293 3 β ---
1294 5 β ---
1295 2 β M1
1296 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
15:56 547 +1.4
-2 h 537 -1.2
-4 h 544 +0.3
-6 h 550 +1.8
-8 h 551 +1.8
-10 h 560 -0.2
-12 h 574 -0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:59 -14 -26/ 16
-2 h -14 -34/ 7
-4 h -14 -29/ 6
-6 h -14 -35/ 10
-8 h -16 -26/ 4
-10 h -16 -25/ 4
-12 h -14 -24/ 2

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^2
9/14 0.4 4x10^3
9/13 0.3 7x10^3
9/12 0.3 3x10^3
9/11 0.4 3x10^2
9/10 0.7 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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衛星電子予測 (JAXA)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 9/ 9 15:11 M6.7の中規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風乱れが近付いています。
2011/ 9/10 11:37 太陽風の乱れが到来しました(速度600km/秒)。磁気圏活動が活発になっています。
2011/ 9/11 07:43 太陽風の乱れは続き、オーロラも活発に発生しています。
2011/ 9/12 13:48 太陽風は600km/秒付近の高速状態です。コロナホールにより、このまま高速風が続きそうです。
2011/ 9/13 13:28 コロナホールによる高速太陽風により、オーロラが活発です。
最新のニュース

2011/ 9/14 16:06 更新
太陽風の速度は下がり始め、高速風は後半に入っています。オーロラの活動は弱まっています。

担当 篠原

太陽の可視光写真では、かなり多くの黒点群が見えています。
番号が付いているもので8黒点群、
更に、1290群の右下、1295群の左下にも新しい黒点が現われていて、
ずいぶんにぎやかな太陽面になっています。

フレア活動も、C1〜3くらいの小規模フレアばかりですが、
数時間おきに発生が続いています。
現在活動的なのは、東端の1295黒点群です。


太陽風は、少し速度を下げ、
600km/秒から540km/秒ほどに変化しています。
高速状態は続いていますが、磁場強度が5nTから3nTへ下がり、
高速風領域としては後半に入っていると思われます。

また、10日に発生したCMEの影響は特に発生していません。
時間的に考えて、変化はもう来ない様に思います。

高速風は弱まりながらも続いていますが、
磁場の南北成分が北寄りに変わったため、オーロラの活動は急に減少しています。
今日のAE指数のグラフは、後半は変化がとても小さくなっています。


太陽風は、ゆっくりと速度を下げて行くでしょう。
SDO AIA193には目立ったコロナホールはないことから、
これからしばらく、穏やかな太陽風が続きそうです。
このため、オーロラの活動も弱い状態が続くと思われます。


放射線帯の高エネルギー電子は、昨日よりもやや下がっています。
今後は減る方向だと思います。



今日はバンクーバーから更新しています。
今日は曇っていたことも合って、少し肌寒いくらいの気候でした。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)


SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。