宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:48)
今日、C2.0の小規模フレアが発生しました。
また、M1.1の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏内が非常に荒れています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/12 12:24 C2.0
9/11 22:18 C2.0
17:41 C6.6
02:15 C1.7
9/10 16:18 M1.1

黒点  9/12 (NOAA)
磁場 フレア
1283 2 βγ M1
1287 2 α ---
1289 16 β C2
1290 10 β ---
1291 2 β ---
1292 2 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:37 592 +0.4
-2 h 609 -1.6
-4 h 586 +0.1
-6 h 597 +0.0
-8 h 593 +0.4
-10 h 589 +1.1
-12 h 587 +1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:59 -24 -73/ 14
-2 h -22 -63/ 33
-4 h -22 -30/ 12
-6 h -23 -20/ 9
-8 h -23 -13/ 6
-10 h -25 -13/ 8
-12 h -28 -21/ 13

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^1
9/12 0.3 4x10^2
9/11 0.4 3x10^2
9/10 0.7 1x10^3
9/ 9 1.4 2x10^3
9/ 8 4.8 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 9/ 7 16:00 今朝、X2.1の大規模フレアが発生しました。昨日もM5.3の中規模フレアが発生しています。
2011/ 9/ 8 16:31 昨日に続いてXクラスのフレア(X1.8)が発生しました。明日には太陽風の擾乱が到来しそうです。
2011/ 9/ 9 15:11 M6.7の中規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風乱れが近付いています。
2011/ 9/10 11:37 太陽風の乱れが到来しました(速度600km/秒)。磁気圏活動が活発になっています。
2011/ 9/11 07:43 太陽風の乱れは続き、オーロラも活発に発生しています。
最新のニュース

2011/ 9/12 13:48 更新
太陽風は600km/秒付近の高速状態です。コロナホールにより、このまま高速風が続きそうです。

担当 篠原

昨日の情報ですが、フィラメント噴出の様子を、
SDO衛星AIA304の動画で紹介します。
太陽の中央から少し北西(右上)側に寄った領域から、
黒く写っているプラズマのガスが勢い良く噴き上がっています。

こうして発生したCMEを捉えたのが、SOHO衛星LASCO C3カメラです。
この写真でも北西側により濃くガスが噴き上がっているのが分かります。
また、このCMEに続いて、もう一つ別のCMEが西(右)に向かって飛び出しています。

地球に向かっている様子は、STEREO Ahead衛星を使って見ることができます。
この衛星は、地球から見ると、太陽を右横から観測しています。
今回のCMEは、地球のある左方向に噴き出していますが、
最も濃い方向はだいぶ北寄り(上方向)に偏っています。
従って、地球への影響はあまり強くなさそうです。


現在の太陽風は、CMEの到来による高速状態が継続しています。
昨日より、600km/秒付近でほぼ安定しています。
磁場強度も5nTと平均的な強さです。

この状況により、オーロラの活動も活発に発生していて、
AE指数を見ると、300〜500nTの小中規模の変動が続いています。
その中で、AE指数が500nTほどに変化した頃(世界時11日22〜23時)に、
南極の昭和基地で撮影されたオーロラの動画を紹介します。


地球には、コロナホールによる高速風がやって来て、
高速状態はこのまま続きそうです。
そして、14日頃には、
動画で紹介しているCMEの乱れがやって来るのではないでしょうか。

いろいろな擾乱が重なってたいへんですが、
もうしばらくにぎやかな状態が続きそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、ほとんど増加していません。
太陽風の乱れは続いているので、引き続き変化に注意してください。


太陽では、昨日、11日18時(世界時11日9時)に、
1283黒点群でC6.6の大きめの小規模フレアが発生しました。

しかし、可視光写真を見ると、
今回大活躍だった1283黒点群は、西の端に没しています。
後に残った黒点群は、数は多いのですが、
フレア活動は目立ったものはありません。

むしろ、これから東の端に上がってくる
新しい活動領域に注目してください。



今日は久しぶりに鹿児島からの更新です。
日本はまだまだ暑いですね。熱帯へ旅行に来た様な気分です。

そして、また明日から10日間カナダへ行きます。
明日、明後日は移動日なので、更新は状況次第です。
現地に入れば、今回はホテルから更新できると思います。



SDO AIA304による、フィラメントの噴出。
(c) SDO (NASA)


SOHO LASCO C3カメラによる、CMEの様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)


STEREO aheadによる地球方向に噴き出すCMEの様子。
(c) STEREO (NASA)


南極昭和基地の全天カメラで撮影されたオーロラの活動。
(c) 国立極地研究所


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。