宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 9/ 6 07:05 更新 M1の中規模フレアが2回発生しました。太陽風はやや高速になっています。 担当 篠原 西の端に沈みかけた1286黒点群で、 Mクラスの中規模フレアが2回発生しました。 5日13時(世界時5日4時)にM1.6、 続いて、5日16班時(世界時5日7時半)にM1.2の中規模フレアです。 1286黒点群は半分隠れているようなものですから、 実際には、このフレアはより規模が大きかったのかもしれません。 GOES衛星のX線動画を見ると、 その前のCクラスフレアの方が派手に見えます。 (今日は動画を掲載できません) SOHO LASCO C3によると、こちらのフレアに伴って、 CME(太陽ガスの放出現象)が起きていました。 横向きなので、地球への影響はありません。 太陽風は、昨日の午後より速度の上昇が見られましたが、 340km/秒と低速になっていた太陽風が、 420〜450km/秒(掲載の図では微妙です)とやや高めの速度に上がった程度です。 磁場強度は、8nTに強まって、現在は5nTほどに下がっています。 今日くらいまで様子を見る必要がありますが、 これ以上の大きな速度上昇はなさそうに思います。 磁場が南向きに振れている影響で、 AE指数600nTほどのオーロラ活動が発生しています。 しかし、今後の活動は弱いままでしょう。 太陽風は、この後はやがて速度が下がって、穏やかな状態が続きます。 次のポイントは、SDO AIA193の東側に見えてきたコロナホールです。 ウラジオストックのホテルから更新しています。 こちらは、上着が1枚欲しいくらいの涼しさです。 天気は悪くて雨模様です。 昼の飛行機でカムチャッカへ移動します。 SOHO衛星 LASCO C3カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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