宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 8/29 13:05 更新 太陽風の速度は450km/秒に上がり、コロナホールの影響がやって来たようです。 担当 篠原 昨夜より、ACE衛星の速度データが欠測しています。 代わりに、SOHO衛星のプロトンモニターによる太陽風速度のグラフを掲載します。 これによると、今朝より太陽風の速度が上昇し、 450km/秒とやや高速の風になっているようです。 遅ればせながら、コロナホールの影響がやって来たのでしょう。 磁場強度も8nTとやや強まっています。 このため、速度はもう少し上昇を続けるかもしれません。 磁気圏のオーロラ活動は穏やかです。 AE指数は300nTくらいの小規模の活動は起きているものの、 全体的に変化は乏しい様です。 現在の速度の高まりは、それほど長く続かないでしょう。 SDO衛星AIA193を見ると、 コロナホールはもう太陽の西に大きく移動しています。 明日には速度が下がって、その後はしばらく穏やかな風が続くでしょう。 太陽は、X線グラフに目立った変化はなく、活動は穏やかです。 太陽の西の端の向こう側で、大きなフィラメント噴出が発生しています。 SDO衛星AIA304と、STEREO Ahead EUVI195による動画を掲載します。 SDOでは太陽の右端で、 STEREO Aheadは太陽を右側から見ているので、 フィラメント噴出はほぼ正面で起きています。 なかなか豪快な噴出です。 これにより、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。 SOHO LASCO C3の動画をご覧ください。 地球からは横方向の噴き出しなので、影響はありません。 SOHO衛星プロトンモニターによる太陽風の速度変化。2日間。 (c) University of Maryland SDO AIA 304による太陽の西端のフィラメント噴出。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) STEREO Ahead EUVI195による、太陽の西側で発生したフィラメント噴出。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO LASCO C3による、北西方向へのCMEの噴出。 (c) SOHO (ESA & NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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