宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/ 8/27 09:50 更新 太陽風は400km/秒の速度で安定しています。これから高速風が始まりそうです。 担当 篠原 穏やかな太陽風が続いています。 現在の速度は400km/秒、磁場強度も4〜5nTと、 どちらも平均的な状態です。 ACEの図の後半から、磁場の南北成分が南向きに振れる様になり、 この影響で小規模のオーロラ活動が発生しています。 AE指数のグラフは、(恐らく)データの問題でずっと太くなっていますが、 後半で小さな変動が観測されています。 その頃の南極の昭和基地のオーロラの写真を掲載します。 オーロラの活動は弱く、光は高緯度側(南極寄り)の地平線付近に見えています。 一方、太陽風は高速風の到来が近付いています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 北半球のコロナホールはだいぶ西側(右側)に進み、 影響が地球に到達する目安の位置に達しています。 今日か明日くらいに太陽風の速度は上昇して、 2〜3日程度高速太陽風が続きそうです。 27日周期の図によると、 前周期もこの頃に700km/秒に達する高速風が来ています。 今回もここまで高速になるかどうかは分かりませんが、 今後のACEの変化に注目してください。 速度の上昇に先立って磁場強度が強まるので、 その変化にも注目してください。 太陽は、1271黒点群が西に没しつつありますが、 東側には新しい黒点も出現して、すこしにぎやかです。 フレア活動はC1.0、C2.3とCクラスの小規模フレアが2回発生していますが、 どちらも沈みかけた1271黒点群で起きています。 東側の黒点たちの活動はまだ小さいです。 南極の昭和基地で撮影されたオーロラの全天写真。 (c) 国立極地研究所 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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