宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:50)
昨日、C2.4の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/27 --- ---
8/26 21:41 C2.4
8/25 --- ---

黒点  8/27 (NOAA)
磁場 フレア
1271 6 β C2
1275 2 β ---
1277 1 α ---
1278 3 β ---
1279 1 α ---
1280 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:44 401 -1.6
-2 h 397 +1.1
-4 h 392 -3.1
-6 h 390 -0.9
-8 h 383 -2.6
-10 h 384 -0.7
-12 h 408 +2.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -15 -10/ 13
-2 h -18 1/ 4
-4 h -18 2/ 7
-6 h -17 -3/ 3
-8 h -15 -1/ 4
-10 h -13 -1/ 3
-12 h -13 2/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^1
8/27 0.3 2x10^2
8/26 0.4 1x10^2
8/25 0.3 1x10^2
8/24 0.3 2x10^2
8/23 0.5 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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Live!オーロラ (遊造)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 8/22 10:45 コロナホールの影響は弱く、太陽風の速度は400km/秒に上がった程度です。
2011/ 8/23 11:10 太陽風と磁気圏は穏やかです。これから太陽風の速度がやや高まるかもしれません。
2011/ 8/24 06:47 500km/秒の高速太陽風が始まりました。小規模のオーロラ活動が発生しています。
2011/ 8/25 09:42 太陽風の速度は下がり始めています。2日ほど穏やかな状態になりそうです。
2011/ 8/26 08:48 太陽風は平均的な速度に戻っています。明日以降、高速風になりそうです。
最新のニュース

2011/ 8/27 09:50 更新
太陽風は400km/秒の速度で安定しています。これから高速風が始まりそうです。

担当 篠原

穏やかな太陽風が続いています。
現在の速度は400km/秒、磁場強度も4〜5nTと、
どちらも平均的な状態です。

ACEの図の後半から、磁場の南北成分が南向きに振れる様になり、
この影響で小規模のオーロラ活動が発生しています。
AE指数のグラフは、(恐らく)データの問題でずっと太くなっていますが、
後半で小さな変動が観測されています。

その頃の南極の昭和基地のオーロラの写真を掲載します。
オーロラの活動は弱く、光は高緯度側(南極寄り)の地平線付近に見えています。


一方、太陽風は高速風の到来が近付いています。
SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
北半球のコロナホールはだいぶ西側(右側)に進み、
影響が地球に到達する目安の位置に達しています。

今日か明日くらいに太陽風の速度は上昇して、
2〜3日程度高速太陽風が続きそうです。

27日周期の図によると、
前周期もこの頃に700km/秒に達する高速風が来ています。
今回もここまで高速になるかどうかは分かりませんが、
今後のACEの変化に注目してください。

速度の上昇に先立って磁場強度が強まるので、
その変化にも注目してください。


太陽は、1271黒点群が西に没しつつありますが、
東側には新しい黒点も出現して、すこしにぎやかです。

フレア活動はC1.0、C2.3とCクラスの小規模フレアが2回発生していますが、
どちらも沈みかけた1271黒点群で起きています。
東側の黒点たちの活動はまだ小さいです。



南極の昭和基地で撮影されたオーロラの全天写真。
(c) 国立極地研究所


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。