宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 8/28 13:30 更新 太陽風の速度は450km/秒に上がった程度で、高速風らしい変化は来ていません。 担当 篠原 8月も終わりに近づき、南極はオーロラシーズンの終わりを、 北極はオーロラシーズンの始まりをそれぞれ迎えています。 そんな季節らしい、カナダと昭和基地で撮影されたほぼ同じ日のオーロラを紹介します。 昨日は、結局高速風の到来はなく、 太陽風の速度は350〜400km/秒と穏やかな状態が続きました。 今朝になってやや速度が上がり、現在は450km/秒とやや高速です。 一方、磁場強度は、5nTと平均的な強さのまま安定しています。 そんな太陽風の状況で発生したオーロラです。 イエローナイフではこの写真の頃にオーロラ爆発が発生したとのことです。 昭和基地は、太陽風の速度が上がり始めた頃のオーロラ爆発です。 AE指数のグラフは読みにくい状況が続いていますが、 特に大きな変動は観測されていません。 掲載した写真のオーロラ活動も、 大きく見ると特に活発な現象ということではないようです。 太陽風の速度はやや上がりましたが、現状では磁場強度の強まりはなく、 これ以上速度が上がる気配はありません。 コロナホールによる高速風は、これから遅れてやって来るのでしょうか。 それとも今回は空振りになったのでしょうか。 太陽のフレア活動は、 B9のフレアが太陽中央部の1257黒点群で発生した程度で、 全体としては穏やかです。 イエローナイフの大塚氏の撮影による、世界時27日7時頃のオーロラ。 (c) YOSHI OTSUKA 南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、世界時28日1〜3時のオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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