宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 4/26 11:45 更新 太陽風は平均的な速度に戻り、磁気圏も静かです。 担当 篠原 全体的に穏やかな宇宙天気です。 太陽風の速度は、昨日の午後に600km/秒近くにまで高まりましたが、 数時間ほどで下がり始め、現在は430km/秒と平均的な速度に戻っています。 磁場強度も4nTと穏やかです。 磁気圏のオーロラ活動も穏やかです。 AE指数のグラフは、最初のひと山だけで、以降はほとんど変化していません。 太陽風の速度は強まったものの、 磁場の南北成分が北寄りに推移していたためでしょう。 SDO AIA193を見ると、 太陽の中心付近には淡いコロナホールらしき領域が広がり、 今後はどれだけの影響が地球までやって来るかでしょう。 27日周期の図を見ると、前周期は、 4月2日から4月7日まで500km/秒を超える高速の太陽風が続きました。 最高速度は650km/秒にも達しています。 現在の太陽コロナの様子は、この時と良く似ています。 従って、今回もある程度まとまった規模の高速風がやって来るかもしれません。 しばらく注目する必要があるでしょう。 太陽では、1195黒点群はまた縮小してしまったように見えます。 一方、北半球側に小さな新しい黒点が発生しています。 X線のグラフでは、フレアの変化も小さなものばかりで、 太陽の活動は落ち着いています。 それでも、SDO AIA193の動画を見ると、 太陽のあちこちで規模は小さいですが、活動は発生しています。 次に活動を強めるのはどの領域なのか、注目してください。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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