宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:00)
今日、C2.4の小規模フレアが発生しました。
また、M1.2の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/25 04:13 C2.4
4/24 --- ---
4/23 16:30 C2.5
12:39 C2.0
07:56 C3.0
07:30 C2.4
06:47 C2.8
04:30 C3.6
02:41 C4.3
01:57 C5.5
00:47 M1.2

黒点  4/25 (NOAA)
磁場 フレア
1193 18 β ---
1195 23 β M1
1196 7 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:45 464 -0.4
-2 h 458 +1.2
-4 h 460 +0.5
-6 h 472 -0.4
-8 h 461 +3.4
-10 h 431 -0.3
-12 h 414 -2.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -13 11/ 12
-2 h -14 0/ 9
-4 h -18 7/ 5
-6 h -15 8/ 3
-8 h -15 8/ 7
-10 h -17 17/ 14
-12 h -16 12/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^1
4/25 0.4 2x10^2
4/24 0.3 1x10^2
4/23 0.3 1x10^2
4/22 0.3 1x10^2
4/21 0.4 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 4/20 08:17 コロナホールの影響が始まり、太陽風の速度が高速になっています。太陽は静かです。
2011/ 4/21 09:14 500km/秒台の高速太陽風が続いています。一時的にオーロラ活動も激しくなりました。
2011/ 4/22 09:42 1195黒点群の活動が強まり、やや大きめのCクラスフレアを起こしてます。
2011/ 4/23 10:18 太陽でMクラスのフレアが2回発生しました。太陽風は穏やかです。
2011/ 4/24 09:32 1195黒点群の活動は落ち着いています。太陽風の磁場強度が強くなっています。
最新のニュース

2011/ 4/25 12:00 更新
太陽のフレア活動は穏やかです。太陽風はやや高速ですが、磁気圏は概ね静穏です。

担当 篠原

1195黒点群は、すっかり穏やかになっています。
昨日から今日にかけては、目立ったフレア活動を起こしていません。

GOES衛星のX線グラフでは、
25日4時(世界時24日19時)にC2.4の小規模フレアが観測されていますが、
これは、太陽の東端の向こう側で発生したフレアによるものです。

このフレアによるものを含めて、
太陽の左右ににぎやかにCME(太陽ガスの放出現象)が飛び出しています。
SOHO LASCO C2による動画を掲載します。
地球からは横の方向に飛びだしているので、影響はありません。

太陽の東端でフレアが発生したので、
今後、こちら側に回ってきた時にどの様な領域になっているか注目されます。


太陽風は、磁場強度の強まりは終わり、現在は5nTに戻っています。
速度は若干上がって、昨日のニュースの後は450km/秒とやや高めの速度が続いています。

磁気圏では、ある程度のオーロラ活動が見られていて、
AE指数には、500〜600nTほどの中規模の活動が観測されています。

しかし、全体的には穏やかに推移していると言えるでしょう。


この後の太陽風ですが、SDO衛星のAIA193の太陽コロナ写真を見ると、
太陽の北半球側には、コロナホールと思われる薄暗い部分がところどころあります。
これらの影響がどの程度地球に及ぶかです。

東端に近いコロナホールからは、ある程度強い影響がやって来るかもしれません。
5日程度先のことでしょう。



SOHO LASCO C2が撮影した、太陽から左右に噴きだすCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。