宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:32)
昨日、M1.2の中規模フレアが、一昨日もM1.8の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/24 --- ---
4/23 16:30 C2.5
12:39 C2.0
07:56 C3.0
07:30 C2.4
06:47 C2.8
04:30 C3.6
02:41 C4.3
01:57 C5.5
00:47 M1.2
4/22 22:41 C2.3
21:30 C3.1
19:52 C7.8
18:40 C2.6
16:52 C2.6
13:22 M1.8
10:16 C3.3
06:24 C4.6

黒点  4/23 (NOAA)
磁場 フレア
1191 3 α ---
1193 16 β ---
1195 25 βγ M2
1196 6 β ---
1198 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:26 407 +7.4
-2 h 402 +6.5
-4 h 380 +5.4
-6 h 374 +4.2
-8 h 376 +3.1
-10 h 384 +2.7
-12 h 392 +1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -9 7/ 3
-2 h -10 7/ 2
-4 h -9 7/ 5
-6 h -9 8/ 6
-8 h -10 5/ 8
-10 h -12 -3/ 6
-12 h -14 -8/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^1
4/24 0.3 1x10^2
4/23 0.3 1x10^2
4/22 0.3 1x10^2
4/21 0.4 1x10^2
4/20 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 4/19 10:53 CMEの影響で、太陽風に小規模の乱れが発生しています。太陽は穏やかです。
2011/ 4/20 08:17 コロナホールの影響が始まり、太陽風の速度が高速になっています。太陽は静かです。
2011/ 4/21 09:14 500km/秒台の高速太陽風が続いています。一時的にオーロラ活動も激しくなりました。
2011/ 4/22 09:42 1195黒点群の活動が強まり、やや大きめのCクラスフレアを起こしてます。
2011/ 4/23 10:18 太陽でMクラスのフレアが2回発生しました。太陽風は穏やかです。
最新のニュース

2011/ 4/24 09:32 更新
1195黒点群の活動は落ち着いています。太陽風の磁場強度が強くなっています。

担当 篠原

昨日のニュース以降、1195黒点群の活動度は低下していきました。
C1〜C2の小規模フレアを数回発生させた程度で(GOESのX線データ)、
昨夜からはほとんどフレアも起きていません。

1195群は、黒点としても縮小しています。
これで目立った活動は終わりなのか、一休みして再び強まるのか、
もうしばらく注目する必要があるでしょう。

その他の黒点群については、目立った活動はありません。


太陽風は、昨日の午後より磁場強度の強まりが始まり(ACEの白線の上昇)、
ちょうど、10nTに達したところです。
一方、速度(ACEの黄色線)は、400km/秒と平均的な速さでほぼ安定しています。

磁場がだいぶ強まっているので、
これから速度の上昇が見られるのかもしれませんが、
まだよく分かりません。


磁気圏のオーロラ活動は静穏です。
AE指数は、500nTほどの中規模の変動が1度発生しているだけです。

磁気圏が静穏なのは、
太陽風磁場の南北成分が北向きで(ACEの赤線がプラス側)安定しているためです。
この場合、太陽風と磁気圏のつながりは小さいので、エネルギーの流入も小さくなります。

ただし、現在は磁場強度が強まっているので、
今後、磁場が南向きに反転すると(赤線がマイナス側)、
太陽風と磁気圏のつながりが強くなり、オーロラの活動も急に強まるでしょう。
今後のACEデータでは、この点にも注目してください。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。