宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 4/20 08:17 更新 コロナホールの影響が始まり、太陽風の速度が高速になっています。太陽は静かです。 担当 篠原 今朝、20日6時(世界時19日21時)頃から、太陽風が強まり、 磁場強度は5nTから10nTへ、速度は380km/秒から480km/秒へ、 それぞれ上昇しています。 太陽の南半球に見えていたコロナホールの影響がやって来たのだと思われます。 磁場強度は、現在も10nTを超えて強まりつつあります。 従って、速度も更に上昇する可能性があり、この後の変化に注目してください。 地球への影響度を決める磁場の南北成分は、今のところ北向きに偏っています。 このため、現在の磁気圏活動は静穏です。 今後、磁場が南向きに逆転すると、オーロラの活動も活発になります。 太陽風の速度が高まっている間は、磁場の南北成分の傾向にも注目してください。 高速の太陽風は、これから2〜3日程度続くのではないかと思われます。 コロナホールは、南北に細長く、高緯度側に偏って分布していることから、 高速風は、あまり長く続かないだろうと予想しています。 太陽は、南東の端から1195黒点群が顔を出しました。 ここでC1、また、中央の1193黒点群でB9の小さなフレアが発生しただけで、 太陽のフレア活動は落ち着いています。 1195黒点群の活動の様子は、もうしばらく注目してください。 また、太陽の北東の端からフィラメントの噴出があり、 巨大なループが噴き上がっていました。 その様子をSDO衛星の拡大写真でご覧ください。 太陽の北東端に、フィラメントの噴出による、巨大なループが現れました。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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