宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 4/19 10:53 更新 CMEの影響で、太陽風に小規模の乱れが発生しています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、18日15時(世界時18日6時)に、 太陽風の速度や密度の急な変化が発生しています。 変化としては小幅で、速度は320km/秒から380km/秒へ変化した程度です。 その後、磁場強度は15nT近くに強まり、 速度は最高で420km/秒くらいまで高まっています。 16日のニュースでお知らせした、CMEの影響がやって来たのではないでしょうか。 磁場の南北成分が-5nT程度の南向きになり、 AE指数で700nTほどの中規模の変動が発生しています。 現在の太陽風は、磁場強度は5nTを割る程度に弱まり、 速度は380km/秒と平均的な速さです。 地球は、そのままコロナホール起源の高速風の影響に入る可能性もあり、 この後の太陽風の変化に注目してください。 SDO衛星のAIA193を見ると、南半球のコロナホールは、 西側(右側)にすっかり移動しています。 地球に高速風が到達するタイミングを測る目安の位置です。 太陽は、北半球の中心に見える1193黒点群で C1前後の小規模のフレアが起きているだけで、 比較的穏やかに推移しています。 次の注目点は、南東(左下)の端からこちら側に回ってくる、 新しい活動領域の様子でしょう。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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