宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 4/18 11:53 更新 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。今後、高速風が始まる可能性があります。 担当 篠原 太陽の裏側でフレアが発生して、CME(太陽ガスの放出現象)も噴き出しています。 STEREO BehindのCOR2カメラによる動画を掲載します。 地球は、この写真の右方向にあります。 初めに、フィラメントの噴出によるゆっくりとしたCMEが右上に飛び、 続いて、フレアに続く勢いの良いCMEが左に向かって噴出しています。 左に向かっているCMEは(裏側の現象なので)、もちろん地球への影響はありませんが、 右の斜め上に飛び出しているものも、方向がだいぶ逸れているので、 地球への影響は小さいでしょう。 太陽のフレア活動は、落ち着いています。 この1日では、C1の小規模フレアが3回発生した程度で、 GOES衛星のX線のグラフも勢いを失いつつあります。 今後も、あまり大きなフレアは起きないでしょう。 太陽風は、320〜330km/秒の遅い風で安定しています。 磁場強度も2〜4nTに弱まったままです。 磁気圏も静穏で、AE指数はほとんど変化がありません。 コロナホールは、太陽の西側に回り、 地球への影響開始が近づいています。 今日から明日にかけて、太陽風磁場の強まり、 そして速度の上昇がやって来る可能性があります。 STEREO Behindによる、太陽の裏側(左側)へ噴き出したCME。 (c) STEREO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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