宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:32)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 4 --- ---
1/ 3 --- ---
1/ 2 --- ---

黒点  1/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
1140 1 α ---
1141 4 β ---
1142 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:26 389 +0.4
-2 h 395 +6.1
-4 h 388 +3.3
-6 h 388 +1.1
-8 h 364 -4.0
-10 h 347 -1.5
-12 h 339 -2.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 0 -23/ 7
-2 h -4 -25/ 5
-4 h -7 -30/ 5
-6 h -7 -29/ 6
-8 h -3 -25/ 14
-10 h -7 -35/ 12
-12 h -5 -24/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^0
1/ 4 0.4 2x10^1
1/ 3 0.3 1x10^1
1/ 2 0.4 1x10^1
1/ 1 0.4 1x10^1
12/31 0.4 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2010/12/30 12:19 太陽風は320km/秒の低速風になりました。穏やかな年末を迎えそうです。
2010/12/31 13:02 300km/秒台中盤の穏やかな太陽風が続いています。
2011/ 1/ 1 11:27 太陽に4つの黒点群が現れてにぎわっています。太陽風は低速風が続いています。
2011/ 1/ 2 10:46 太陽風の速度は下がり低速です。太陽も、黒点は多いものの活動は穏やかです。
2011/ 1/ 3 13:26 低速の太陽風が続いています。磁場の傾向が変わり、オーロラ活動は弱まっています。
最新のニュース

2011/ 1/ 4 09:32 更新
太陽風の速度がやや上がり、小規模のオーロラも発生しています。

担当 篠原

SDO衛星のデータ更新が復活しました。
SDOのページから警告の赤い帯が消え、最新の写真や動画が見られる様になっています。
SOHOに比べると時間分解能がとても細かいので、復活は非常にうれしいです。

ただ、左にリンクを設けているAIA193やAIA304の動画ページを開くと、
写真の時間間隔の問題なのか、コマ送りの速度の問題なのか、
故障前と比べると動画の進みが慌ただしくなった気がします。
(現象の発生時刻がほとんど読み取れません・・・)


復活を記念して、1月2日の撮影ですがAIA304の派手な画像と、
AIA193による現在の太陽コロナの写真を掲載します。

これによると、太陽の北半球の中央部から東寄り(左寄り)の赤道域にかけて、
大きなコロナホールが2つに分かれて広がっています。
右側の広い部分は、ちょうど太陽の中心線に来ています。
3日後の7日頃には速度の高い太陽風がやって来ているでしょう。

コロナホールの最後尾(左端)まで考えると、
今から1週間後くらいまでは、高速風が続くと思われます。


現在の太陽風は、昨夜より速度がやや上昇し、
400km/秒近くと平均的な速度に戻っています。
同時に、磁場の傾向も南寄りに切り替わり、
再び磁気圏に小規模のオーロラ活動を作っています。
AE指数は、200〜300nTくらいですが、変動を続けています。

この変化が、細長く見えていたコロナホールの影響なのかどうか、
はっきりとは分かりませんが、引き続き速度が高めで推移する可能性もあります。
また、明後日くらいになれば、
今日のAIA193で大きく見えているコロナホールの影響も始まります。
今後は、オーロラの活動にも注目です。


太陽では、C1に達する小規模フレアがつい先ほど発生した様です。
発生地点は分かりませんが、その前にもBクラスの変動が数回発生しています。
これらは、太陽の西端近くに見えている1141黒点群で発生しています。
このため、C1のフレアもここで起きている可能性が高いでしょう。

1141黒点群は黒点としては特に発達している様子はなく、
現時点では、更に活動が激しくなるということはなさそうです。



SDO AIA304による、プロミネンスの様子。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。