宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/ 1/ 4 09:32 更新 太陽風の速度がやや上がり、小規模のオーロラも発生しています。 担当 篠原 SDO衛星のデータ更新が復活しました。 SDOのページから警告の赤い帯が消え、最新の写真や動画が見られる様になっています。 SOHOに比べると時間分解能がとても細かいので、復活は非常にうれしいです。 ただ、左にリンクを設けているAIA193やAIA304の動画ページを開くと、 写真の時間間隔の問題なのか、コマ送りの速度の問題なのか、 故障前と比べると動画の進みが慌ただしくなった気がします。 (現象の発生時刻がほとんど読み取れません・・・) 復活を記念して、1月2日の撮影ですがAIA304の派手な画像と、 AIA193による現在の太陽コロナの写真を掲載します。 これによると、太陽の北半球の中央部から東寄り(左寄り)の赤道域にかけて、 大きなコロナホールが2つに分かれて広がっています。 右側の広い部分は、ちょうど太陽の中心線に来ています。 3日後の7日頃には速度の高い太陽風がやって来ているでしょう。 コロナホールの最後尾(左端)まで考えると、 今から1週間後くらいまでは、高速風が続くと思われます。 現在の太陽風は、昨夜より速度がやや上昇し、 400km/秒近くと平均的な速度に戻っています。 同時に、磁場の傾向も南寄りに切り替わり、 再び磁気圏に小規模のオーロラ活動を作っています。 AE指数は、200〜300nTくらいですが、変動を続けています。 この変化が、細長く見えていたコロナホールの影響なのかどうか、 はっきりとは分かりませんが、引き続き速度が高めで推移する可能性もあります。 また、明後日くらいになれば、 今日のAIA193で大きく見えているコロナホールの影響も始まります。 今後は、オーロラの活動にも注目です。 太陽では、C1に達する小規模フレアがつい先ほど発生した様です。 発生地点は分かりませんが、その前にもBクラスの変動が数回発生しています。 これらは、太陽の西端近くに見えている1141黒点群で発生しています。 このため、C1のフレアもここで起きている可能性が高いでしょう。 1141黒点群は黒点としては特に発達している様子はなく、 現時点では、更に活動が激しくなるということはなさそうです。 SDO AIA304による、プロミネンスの様子。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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