宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:26)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 3 --- ---
1/ 2 --- ---
1/ 1 --- ---

黒点  1/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
1140 1 α ---
1141 4 β ---
1142 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 351 +0.4
-2 h 344 +0.1
-4 h 351 +0.8
-6 h 362 +1.0
-8 h 363 +2.0
-10 h 365 -0.5
-12 h 351 +4.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -4 -8/ 17
-2 h -7 -22/ 5
-4 h -8 -24/ 5
-6 h -5 -25/ 6
-8 h -5 -22/ 5
-10 h -9 -17/ 10
-12 h -12 -17/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^0
1/ 3 0.3 1x10^1
1/ 2 0.4 1x10^1
1/ 1 0.4 1x10^1
12/31 0.4 1x10^1
12/30 0.4 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2010/12/29 12:46 太陽風磁場が大きく南を向き、オーロラ活動が激しくなりました。
2010/12/30 12:19 太陽風は320km/秒の低速風になりました。穏やかな年末を迎えそうです。
2010/12/31 13:02 300km/秒台中盤の穏やかな太陽風が続いています。
2011/ 1/ 1 11:27 太陽に4つの黒点群が現れてにぎわっています。太陽風は低速風が続いています。
2011/ 1/ 2 10:46 太陽風の速度は下がり低速です。太陽も、黒点は多いものの活動は穏やかです。
最新のニュース

2011/ 1/ 3 13:26 更新
低速の太陽風が続いています。磁場の傾向が変わり、オーロラ活動は弱まっています。

担当 篠原

300km/秒台中盤の低速寄りの太陽風が続いています。
ACE衛星の観測によると、
昨日より、太陽風の速度は340〜360km/秒の範囲で推移しています。

磁場強度は、6nTから5nTと平均的な強さで安定しています。
南北成分を見ると、昨日より0nT付近から北寄りに傾向が変わっています。
このため、磁気圏への影響は弱まり、AE指数の変化はとても小さくなっています。

12月31日や1月1日は、同じ様に低速風だったものの、
磁場が南寄りになっていて、その影響で小規模のオーロラ活動が続いていました。
27日周期の図を見ると、1日から2日にかけて、セクターの切り替わりが発生しています。
この頃に、太陽風磁場の大まかな方向が反転して、
南北成分の傾向も切り替わったと考えられます。


SOHO EIT195を見ると、太陽の東側に大きくコロナホールが広がっています。
北半球の中緯度付近と、赤道付近に大きく2つに分かれています。
この領域の先頭が、太陽の中心線に達しています。
3日後の1月6日くらいから、太陽風は高速風に切り替わって行きそうです。

コロナホールの分布が、北半球の高めの緯度から、赤道側へ次第に伸びているので、
太陽風への影響は時間とともに強まって行くかもしれません。
速度が最も高まるのは、7日、8日くらいになるのではないでしょうか。

オーロラの活動も強まることが期待できるので、
今後の太陽風の変化に注意して下さい。


太陽は、昨日同様、北西に1141黒点群、北東に1140黒点群、南東に1142黒点群と、
3つの黒点群が見えています。
黒点の分布に大きな変化はありません。

X線では、Bクラスの小さな変化が発生していますが、
1140黒点群で起きている様です。
太陽の活動は、このまま穏やかに推移しそうです。



SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。