宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2010/12/24 13:45 更新 300km/秒台前半の低速太陽風が続いています。太陽も静穏です。 担当 篠原 太陽風の速度は、310〜320km/秒と低速で安定しています。 磁場強度は、2nTから4nTへやや上がっていますが、平均的な状態よりは弱めです。 磁気圏の状態も穏やかに推移し、AE指数は全く変化していません。 27日周期の図によると、前周期のちょうど今頃に、 小規模の太陽風の高まりが発生しました。 これに対応する小規模の変動が、今後の太陽風に見られるかもしれません。 回帰のタイミングとしては、明日くらいですが、 今日のSOHO EIT195では、南半球側の中央部に小さなコロナホールが見えます。 この領域の影響も考慮すると、3日後くらいまで遅れるかもしれません。 SOHO EIT195では、太陽に大きなコロナホールなどは見られず、 これから1週間から10日程度は、穏やかな状態が続きそうです。 太陽の活動も静かです。 太陽の南西側(右下)に、小さな黒点が見えています。 NOAAの番号は付けられていませんが、 磁場の強まりもあるので、黒点はあるのだと思います。 SOHOのLASCO C2、C3によると、南西に向かってCME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。 フィラメントの噴出が発生したのではないでしょうか。 CMEの規模は小さく、方向も斜めなので、地球への影響はなさそうです。 高専は冬休みに入り、学生がいなくなった校舎は静まり返っています。 今年も残り1週間になりました。 宇宙天気は、穏やかな新年を迎えそうです。 SOHO LASCO C2、C3による、南西方向のCMEの噴出。 (c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |