宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/12/23 09:30 更新 太陽風は速度300km/秒へ下がりました。太陽も静穏です。 担当 篠原 太陽風は、更に速度が下がり、 300km/秒とかなり低速の風になっています。 磁場強度も弱く、2nTで安定しています。 磁気圏も静かです。 AE指数は、全く変化していません。 27日周期の図によると、前周期は11月27〜28日に小規模の速度上昇が発生しました。 太陽の北半球側、もしくは南半球側の小規模のコロナホールの影響と思われます。 これらのコロナホールは、今日のSOHO EIT195でも見えていますが、 どちらも規模はより小さくなっています。 このため、地球へ及ぶ影響もより小さくなっている可能性があり、 その場合、穏やかな太陽風がこのまま当分続くことになるでしょう。 太陽は、今度は南西(右下)側に、極く小さな黒点らしき点が見えています。 磁場の強まりも発生しているので、黒点だと思われます。 NOAA/SWPCの報告には特に記載はなく、番号も付けられていません。 フレア活動も全くなく、静かな太陽です。 SDOのデータは、更新が止まったままです。 地上のデータ処理システムに障害が発生したそうで、修理を待てとのことです。 衛星側の問題ではなく、一安心です。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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