宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/12/20 09:29 更新 太陽風の速度が400km/秒に上がっています。太陽は無黒点です。 担当 篠原 今朝、20日6時(世界時19日21時)頃から、太陽風に変化が発生しています。 磁場強度が3nTから9nTへ強まり、 速度も360km/秒から400km/秒へ小幅の上昇をしています。 SOHO EIT195の太陽コロナを見ると、 特に影響を及ぼしそうなコロナホールは見当たらず、 太陽風の変化は小規模で終わるのではないかと思われます。 また、目立ったコロナホールが見られないことから、 この後も、1週間から2週間近くにわたって、穏やかな状態が続くかもしれません。 現在の磁気圏は静穏です。 AE指数は全く変化していません。 太陽の活動も静かです。 今日も無黒点のままで、X線のグラフもほとんど変化していません。 ところで、今朝はアメリカの太陽望遠鏡のサイトが妙です。 SDOは、昨日の昼、19日13時(世界時19日4時)、 STEREOは、一昨日の昼、18日12時(世界時18日3時)のデータを最後に、 両者更新が止まっています。 最近は、SOHOよりも更新頻度の高いこれらの衛星に頼って分析しているのですが、 結果的に現在はSOHOの写真が最新となっています。 週末でどこかの処理が止まっているのでしょうか? SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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