宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/12/17 11:47 更新 太陽風の速度は下がり始め、450km/秒とやや高速くらいです。 担当 篠原 太陽の北半球の高緯度寄りで、フィラメントの噴出が発生しました。 SDO AIA304による噴出の動画と、 SOHO LASCO C2、C3によるCME(太陽ガスの放出現象)の動画を掲載します。 SDOの写真では、薄暗いフィラメントがゆっくりと立ち上がり、 やがて噴き上がっていく様子を見ることができます。 その後、SOHOのコロナグラフで見えているCMEになったのです。 STEREOの画像も参考にすると、 発生地点が高緯度側のため、斜め上方に噴き出していて、 地球へはほとんど影響ないでしょう。 太陽面は、1133黒点群が西の端に沈み、 1135黒点群だけが小さく残っています。 1135群は、昨日の昼頃にB7の小さなフレアを起こしました。 しかし、可視光写真を見ると、1135群は縮小しているようです。 太陽風は、ゆっくりと速度が下がって、 現在は450km/秒とやや高速のレベルです。 SOHO EIT195を見ると、コロナホールは北半球側へ細長く伸びていますが、 太陽風への影響は小さくなっているのでしょうか。 もう3〜4日程度は影響が残りそうです。 現在のオーロラ活動は、小規模活動だけになっています。 SDO AIA304による、フィラメントの噴出。 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SOHO LASCO C2、C3カメラによる、CMEの様子。 (c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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