宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:47)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/17 --- ---
12/16 --- ---
12/15 15:26 C5.4

黒点 12/17 (NOAA)
磁場 フレア
1133 1 α C2
1135 2 β C5

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:36 475 +2.2
-2 h 450 -0.8
-4 h 444 +1.1
-6 h 455 +1.0
-8 h 453 -0.3
-10 h 480 +1.7
-12 h 510 -1.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -15 -35/ 8
-2 h -12 -31/ 8
-4 h -13 -26/ 4
-6 h -14 -28/ 3
-8 h -14 -24/ 9
-10 h -16 -27/ 6
-12 h -12 -22/ 2

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^2
12/17 0.4 1x10^3
12/16 0.4 1x10^3
12/15 0.4 5x10^2
12/14 0.3 9x10^1
12/13 0.4 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/12/12 12:02 太陽風の速度は320km/秒へ下がり、高速風は来ていません。このまま低速風が続くかもしれません。
2010/12/13 11:16 太陽でCMEがにぎやかに発生しています。太陽風はやや高速の状態です。
2010/12/14 12:18 太陽風は550km/秒の高速風になりました。磁気圏活動は低めです。
2010/12/15 13:17 太陽風は600km/秒台の高速風になり、オーロラの活動も強まっています。
2010/12/16 10:31 550km/秒の高速太陽風が続いています。オーロラの活動は小規模です。
最新のニュース

2010/12/17 11:47 更新
太陽風の速度は下がり始め、450km/秒とやや高速くらいです。

担当 篠原

太陽の北半球の高緯度寄りで、フィラメントの噴出が発生しました。
SDO AIA304による噴出の動画と、
SOHO LASCO C2、C3によるCME(太陽ガスの放出現象)の動画を掲載します。

SDOの写真では、薄暗いフィラメントがゆっくりと立ち上がり、
やがて噴き上がっていく様子を見ることができます。
その後、SOHOのコロナグラフで見えているCMEになったのです。
STEREOの画像も参考にすると、
発生地点が高緯度側のため、斜め上方に噴き出していて、
地球へはほとんど影響ないでしょう。


太陽面は、1133黒点群が西の端に沈み、
1135黒点群だけが小さく残っています。
1135群は、昨日の昼頃にB7の小さなフレアを起こしました。
しかし、可視光写真を見ると、1135群は縮小しているようです。


太陽風は、ゆっくりと速度が下がって、
現在は450km/秒とやや高速のレベルです。

SOHO EIT195を見ると、コロナホールは北半球側へ細長く伸びていますが、
太陽風への影響は小さくなっているのでしょうか。
もう3〜4日程度は影響が残りそうです。

現在のオーロラ活動は、小規模活動だけになっています。



SDO AIA304による、フィラメントの噴出。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SOHO LASCO C2、C3カメラによる、CMEの様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。