宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/12/15 13:17 更新 太陽風は600km/秒台の高速風になり、オーロラの活動も強まっています。 担当 篠原 太陽の北西部で、フィラメントの噴出現象が発生しました。 SDOのAIAカメラによる動画を掲載します。 この変化に伴ってX線にC2.3の小規模フレアが観測されています。 また、CME(太陽ガスの放出現象)も発生していて、 SOHO LASCO C2でガスの噴出を見ることができます。 地球からは斜め方向に飛び出しているので、地球への影響はありません。 黒点は、1131黒点群が西の端に没して、 1133黒点群だけが残っています。 活動度は低く、太陽は穏やかです。 太陽風は、昨日のニュースの後に600km/秒台へ速度が高まりました。 コロナホールは細くなっていて、むしろ下がる傾向かと思っていたのですが、 逆にかなり高い速度になりました。 この後も、どのくらいの高速風がどのくらい続くのか、注目してください。 磁場強度は5nTと平均的なレベルを保っています。 高速風はまだ続きそうです。 速度の高まりとともに、オーロラの活動も高まっています。 AE指数は、500〜1000nTと活発な変動が続きました。 現在の速度レベルが続けば、引き続き活発なオーロラ活動が期待できます。 太陽の北西部で発生したフィラメントの噴出現象。SDO AIA193, 304撮影。 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SOHO LASCO C2カメラによる、CMEの様子。 (c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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