宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/12/14 12:18 更新 太陽風は550km/秒の高速風になりました。磁気圏活動は低めです。 担当 篠原 太陽風は、今日に入った頃から更に速度が上昇を始め、 今朝、14日8時(世界時13日23時)には600km/秒にまで達しました。 そこを最高速度として、以降、550km/秒で推移しています。 太陽風は、ようやく高速風になりました。 27日周期の図で、前周期の速度変化と比較して下さい。 ずいぶん大きく変わっています。 SOHO EIT195を見ると、細長いコロナホールが、太陽の西から東へ、 折れ曲がるように伸びています。 この領域の影響で、このまま高速状態がしばらく続く可能性があります。 どの程度の速度が保たれるか、ACEのデータに注目してください。 速度が上がり、磁気圏のオーロラ活動もざわついています。 AE指数では、300〜500nTほどの小さな活動ですが、頻繁に発生しています。 現在の太陽風の磁場強度は5nTです。 この程度あれば、南向きが強まることで活発なオーロラが発生する可能性があります。 太陽では、1134、1135と2つの黒点群が新たに発生しています。 1134群は、西寄りの黒点のすぐ左に見える小さな点です。 1135群は、東から上がってきた活動領域ですが、 掲載の写真では黒点を見つけることはできません(白斑が見えています)。 X線のデータは静穏で、太陽の活動度は低いままです。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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