宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:18)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/14 --- ---
12/13 --- ---
12/12 --- ---

黒点 12/14 (NOAA)
磁場 フレア
1131 1 α ---
1133 1 α ---
1134 3 β ---
1135 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 528 +1.1
-2 h 564 -0.0
-4 h 578 -0.5
-6 h 510 +1.6
-8 h 499 +0.2
-10 h 469 +2.2
-12 h 416 -0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -16 -23/ 11
-2 h -15 -16/ 5
-4 h -18 -15/ 6
-6 h -15 -22/ 5
-8 h -16 -18/ 13
-10 h -15 -24/ 4
-12 h -15 -25/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^1
12/14 0.3 2x10^1
12/13 0.4 3x10^1
12/12 0.4 2x10^1
12/11 0.4 1x10^1
12/10 0.4 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/12/ 9 10:39 太陽風はやや低速です。明日以降、コロナホールの影響がやって来る可能性があります。
2010/12/10 11:30 低速の太陽風が続いています。コロナホールの影響はまだ到来していません。
2010/12/11 12:04 太陽風は300km/秒台中盤と低速のままです。コロナホールの影響はまだです。
2010/12/12 12:02 太陽風の速度は320km/秒へ下がり、高速風は来ていません。このまま低速風が続くかもしれません。
2010/12/13 11:16 太陽でCMEがにぎやかに発生しています。太陽風はやや高速の状態です。
最新のニュース

2010/12/14 12:18 更新
太陽風は550km/秒の高速風になりました。磁気圏活動は低めです。

担当 篠原

太陽風は、今日に入った頃から更に速度が上昇を始め、
今朝、14日8時(世界時13日23時)には600km/秒にまで達しました。
そこを最高速度として、以降、550km/秒で推移しています。

太陽風は、ようやく高速風になりました。
27日周期の図で、前周期の速度変化と比較して下さい。
ずいぶん大きく変わっています。

SOHO EIT195を見ると、細長いコロナホールが、太陽の西から東へ、
折れ曲がるように伸びています。
この領域の影響で、このまま高速状態がしばらく続く可能性があります。
どの程度の速度が保たれるか、ACEのデータに注目してください。


速度が上がり、磁気圏のオーロラ活動もざわついています。
AE指数では、300〜500nTほどの小さな活動ですが、頻繁に発生しています。

現在の太陽風の磁場強度は5nTです。
この程度あれば、南向きが強まることで活発なオーロラが発生する可能性があります。


太陽では、1134、1135と2つの黒点群が新たに発生しています。
1134群は、西寄りの黒点のすぐ左に見える小さな点です。
1135群は、東から上がってきた活動領域ですが、
掲載の写真では黒点を見つけることはできません(白斑が見えています)。

X線のデータは静穏で、太陽の活動度は低いままです。



SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。