宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/12/11 12:04 更新 太陽風は300km/秒台中盤と低速のままです。コロナホールの影響はまだです。 担当 篠原 低速の太陽風が続いています。 昨日より、340km/秒から360km/秒と300km/秒台中盤で落ち着いています。 磁場強度も3〜4nTと弱めの状態で安定していて、 コロナホールの影響が始まる気配はまだ見られません。 SOHO EIT195の太陽コロナ写真では、 西半球側(右側)のコロナホールは、影響開始の目安の位置に十分達しています。 コロナホールが赤道をはさんで南北に広がっていることや、 濃さなどから考えて、地球へ影響がやって来る可能性は高いと思います。 引き続き、太陽風の変化に注目してください。 太陽風の磁場強度が強まり始めると、変動の始まりです。 磁場の南北成分が南寄りになると、 磁場強度が高まっているためにより大きな南向きになりやすく、 速度の上昇と重なって、活発なオーロラの発生が期待できます。 ライブカメラ(もちろん現地もですが)で狙うならば、この立ち上がりの時間帯です。 現在の磁気圏活動は、とても静かです。 AE指数はほとんど変化していません。 太陽の活動も穏やかです。 中央線の南半球側に、微かに新しい黒点が現われているようですが、 特に番号などは付いていないようです。 SDOの最新写真では、既に消えています。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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