宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:04)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/11 --- ---
12/10 --- ---
12/ 9 --- ---

黒点 12/11 (NOAA)
磁場 フレア
1131 1 α ---
1132 1 α ---
1133 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 356 +0.3
-2 h 359 -0.4
-4 h 354 -0.8
-6 h 349 -0.2
-8 h 356 -0.1
-10 h 322 +1.2
-12 h 336 +2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -14 -20/ 5
-2 h -14 -21/ 2
-4 h -13 -21/ 3
-6 h -13 -21/ 3
-8 h -12 -21/ 3
-10 h -12 -19/ 4
-12 h -12 -20/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
12/11 0.4 1x10^1
12/10 0.4 2x10^1
12/ 9 0.4 2x10^1
12/ 8 0.4 2x10^1
12/ 7 0.3 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/12/ 6 13:32 280km/秒の低速の太陽風が続いています。太陽に大きなフィラメントが現れています。
2010/12/ 7 11:26 太陽でフィラメントの噴出が発生しました。太陽風は低速ですが、速度は上昇しています。
2010/12/ 8 13:08 太陽風は低速のままですが、今後、コロナホールの影響で上昇する可能性があります。
2010/12/ 9 10:39 太陽風はやや低速です。明日以降、コロナホールの影響がやって来る可能性があります。
2010/12/10 11:30 低速の太陽風が続いています。コロナホールの影響はまだ到来していません。
最新のニュース

2010/12/11 12:04 更新
太陽風は300km/秒台中盤と低速のままです。コロナホールの影響はまだです。

担当 篠原

低速の太陽風が続いています。
昨日より、340km/秒から360km/秒と300km/秒台中盤で落ち着いています。
磁場強度も3〜4nTと弱めの状態で安定していて、
コロナホールの影響が始まる気配はまだ見られません。

SOHO EIT195の太陽コロナ写真では、
西半球側(右側)のコロナホールは、影響開始の目安の位置に十分達しています。
コロナホールが赤道をはさんで南北に広がっていることや、
濃さなどから考えて、地球へ影響がやって来る可能性は高いと思います。
引き続き、太陽風の変化に注目してください。

太陽風の磁場強度が強まり始めると、変動の始まりです。
磁場の南北成分が南寄りになると、
磁場強度が高まっているためにより大きな南向きになりやすく、
速度の上昇と重なって、活発なオーロラの発生が期待できます。
ライブカメラ(もちろん現地もですが)で狙うならば、この立ち上がりの時間帯です。

現在の磁気圏活動は、とても静かです。
AE指数はほとんど変化していません。


太陽の活動も穏やかです。
中央線の南半球側に、微かに新しい黒点が現われているようですが、
特に番号などは付いていないようです。
SDOの最新写真では、既に消えています。



SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。