宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/12/10 11:30 更新 低速の太陽風が続いています。コロナホールの影響はまだ到来していません。 担当 篠原 太陽風の速度は340km/秒へ下がり、低速風となっています。 磁場強度も、3〜4nTと弱めで推移していて、 今のところ変化が始まる気配は見られません。 SOHO EIT195を見ると、 太陽の中心部に斜めに暗く広がっているコロナホールは、 次第に太陽の西側(右側)半分へ迫り出していて、 そろそろ影響が地球へやって来てもよさそうです。 27日周期の図を参照すると、 27日前の前周期は既に高速太陽風が始まっていました(11月11日以降)。 しかし、前周期通りには変化しないのが、最近の太陽風の特徴で、 予想する側にとっては難しい状況が続いています。 これから4〜5日間にわたって、コロナホールの影響はどの程度やって来るでしょうか。 現在の磁気圏活動はとても静かです オーロラの活動度を示すAE指数は、全く変化していません。 太陽も穏やかに推移しています。 1131、1133黒点群の大きな黒点は、それぞれほとんど変化はなく、 X線のグラフにも、変化は見られません。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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