宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/12/ 9 10:39 更新 太陽風はやや低速です。明日以降、コロナホールの影響がやって来る可能性があります。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜、一時的に420km/秒に上がりましたが、 5時間ほどで下がり始め、現在は370km/秒とやや低速の風に戻っています。 一方、磁場強度は徐々に下がっていて、4nTと弱めに変わっています。 今日いっぱいは、この状態で落ち着きそうです。 そして、明日以降は、SOHO EIT195の中心付近に見えるコロナホールの影響を受けそうです。 やや淡いですが、北半球から南半球へまたぐように斜めに広くコロナホールは延びています。 前周期は、600km/秒を超える規模の高速風がやって来ましたが、 今回はどうなるでしょうか。 明日以降、4〜5日程度影響が続きそうです。 オーロラは、AE指数で500〜1000nTの中規模の活動が発生しています。 速度は400km/秒程でしたが、磁場が-5nT近く南向きになったことが効いたようです。 明日以降は、コロナホールの影響がやって来る可能性があり、 オーロラの活動も期待できます。 太陽は、黒点群に特に変化はなく、 静穏な状態が続いています。 SOHO EIT195を見ると、2日前にフィラメントが飛び出した南半球の領域に、 また新しくフィラメントが発生しつつあるようです。 まだはっきりしませんが、しばらく注目して下さい。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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