宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/12/ 6 13:32 更新 280km/秒の低速の太陽風が続いています。太陽に大きなフィラメントが現れています。 担当 篠原 太陽の南東側に巨大なダークフィラメントが発生しています。 昨日のSOHO EIT195にも見えていたのですが、 SpaceWeather.comなどで紹介されています。 SDO衛星の太陽写真4種類、AIA193、AIA304、磁場、可視光を組み合わせてみました。 それぞれの見え方の違いを比べて下さい。 磁場写真では、フィラメントをはさむように、磁場の極性がN(白)とS(黒)に切り替わっています。 また、可視光写真には何も見えていない様です。 上記のそれぞれのリンクから、最新写真を見ることができます。 今後、いつ噴き出すのか、噴き出さないのか、じっくり観望して下さい。 3〜4日後くらいに噴き出すと、地球へ向かって飛んで来そうです。 現在の太陽は、黒点群が右から1132、1131、1133と、3つ見えています。 1132群は昨日よりも薄れ、太陽の活動は静かです。 太陽風は、280km/秒とかなり遅い状態が続いています。 磁場強度は、5nTと平均的な強さに回復しています。 磁気圏もとても静かで、AE指数はほとんど変化していません。 太陽風は、明日、明後日くらいから、コロナホールの影響で、 速度が上昇するかもしれません。 前周期は、500〜600km/秒ほどに高まっていますので、 今回も同じくらいの高速風がやって来るかもしれません。 コロナホールは、横方向に淡く伸びています。 1週間程度影響が続く可能性があります。 太陽に巨大なフィラメントが現れています。SDO AIA 193、AIA304、磁場、可視光写真の組み合わせ。 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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