宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:43)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 5 --- ---
12/ 4 --- ---
12/ 3 --- ---

黒点 12/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
1130 1 α ---
1131 2 β ---
1132 4 β ---
1133 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:36 281 -1.1
-2 h 283 +1.1
-4 h 287 +0.6
-6 h 293 -0.3
-8 h 296 -0.3
-10 h 298 -1.7
-12 h 309 +0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -6 -27/ 3
-2 h -7 -27/ 3
-4 h -8 -22/ 6
-6 h -8 -17/ 5
-8 h -10 -23/ 5
-10 h -9 -19/ 3
-12 h -9 -22/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^1
12/ 5 0.3 3x10^1
12/ 4 0.3 4x10^1
12/ 3 0.4 4x10^1
12/ 2 0.4 6x10^1
12/ 1 0.4 5x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/11/30 11:39 太陽風はやや低速です(380km/秒)。昨日いっぱい、弱いオーロラ活動が続いていました。
2010/12/ 1 12:09 太陽で小規模の爆発現象があり、CMEが発生しているようです。太陽風は低速です。
2010/12/ 2 10:31 1130黒点群が小規模フレアを起こしています。太陽風は低速で穏やかです。
2010/12/ 3 11:29 太陽では1131黒点群が顔を出しました。活動は静かです。太陽風は低速です。
2010/12/ 4 07:40 太陽風はかなり低速で、磁気圏も静かです。これから太陽風にCMEの影響が来るかもしれません。
最新のニュース

2010/12/ 5 12:43 更新
太陽風は280km/秒と低速の状態が続いています。太陽に新しい黒点が現われました。

担当 篠原

太陽風は、速度280〜300km/秒を推移していて、とても遅い状態です。
今朝からは、280km/秒に下がったままです。
磁場強度も、2〜4nTと弱めのままです。

磁気圏も静穏で、AE指数はほとんど変化していません。


太陽風には、CMEの影響は現れていないようです。
今日いっぱいは様子を見る必要があります。
到来が遅れているということは、
やって来た場合の影響は更に小さくなると予想されます。

一方、太陽北半球側の小さなコロナホールは、中心線から少し西側に移動していて、
こちらの影響は3日後くらいでしょう。


太陽では、中心に新しい黒点群が出現し(1132黒点群)、
東端からは別の黒点群(1133黒点群)が上がってきました。

今日からはSOHOの可視光写真の更新が再開されています。
SOHOのデータセンターの引っ越しの影響だった様です。
黒点番号の写真はまだ準備が終わっていないようです。

中央に出現した1132黒点群は、新しく出現した黒点だけに、
小さな変動を活発に起こしています。
B5.6の小さなフレアも起こしており、
更に発達して、より大きなフレアを起こすようになるかもしれません。
今後の変化に注目してください。



昨日は、内之浦で「はやぶさ」のカプセルをじっくりと見学してきました。
都市の展示会に比べれば、はるかに人も少なく、
何度も展示室に入ることができました。
展示されていたはやぶさのパーツたちは、1つだけはしっかり焦げていましたが、
その他はパラシュートも含めてどれも新品にしか見えないほどきれいで、
宇宙って汚れないんだなということを強く感じました。

正直に言うと、7年もかけて小惑星まで行って帰ってきたという実感がありませんでした。
なにしろ、地上で7年間も動かしたとなると、
たいていは、土と埃ですごいことになっているものですから。
(もちろん、実物を見られて非常に感動した上での感想です。)



SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。