宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/12/ 3 11:29 更新 太陽では1131黒点群が顔を出しました。活動は静かです。太陽風は低速です。 担当 篠原 太陽の東端から、大きな黒点が顔を出しました。 SDO衛星の4096サイズの写真から、黒点の部分だけ切り出してみます。 大きな目玉焼きのような黒点がひとつ見えています。 1131黒点群と番号が付きましたが、1周期前の1124黒点群が回帰してきた様です。 活動は穏やかの様で、もうひとつの1130黒点群を含めて、 特にフレア活動は起こしていません。 太陽風は、320km/秒から300km/秒と一段と低速になっています。 磁場強度も3nTと弱まっています。 とても穏やかな風です。 磁気圏も静かで、AE指数は全く変化していません。 この後ですが、明日、明後日くらいに、CMEの影響がやって来るかもしれません。 ある程度の速度上昇や、磁場の強いかたまりが流れてきて、 磁気圏の活動を活発化したりする可能性があります。 擾乱は2日程度と思われます。 それがなければ、このまま穏やかな太陽風が3〜4日ほど続きます。 SOHO EIT195を見ると、北半球の中心付近に小さなコロナホールが見えています。 4日後くらいにこの影響がやって来るかもしれません。 27日周期の図で、前周期の11月11日に始まった高速風領域の回帰です。 前周期は、コロナホールは小さく見えたのですが、高速風はその後1週間ほど続きました。 今回はどうなるのか、注目したいところです。 太陽の東端から、大きな黒点が姿を現しました。SDO衛星の可視光写真より。 (c) SDO (NASA) SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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