宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/12/ 1 12:09 更新 太陽で小規模の爆発現象があり、CMEが発生しているようです。太陽風は低速です。 担当 篠原 今日の早朝、12月1日5時半(世界時11月30日20時半)、 1130黒点群でB8と、もう少しでCクラスに達する小さなフレアが発生しました。 1130黒点群は昨日よりも少し大きくなっていますが、 フレア活動が特に活発化しているという様子は見られません。 このフレアの直前に、太陽の東側で別のフレアらしき爆発現象が発生しています。 SDO AIA193を見ると、小さな活動領域付近から 意外に派手な爆発が発生しています(動画を掲載します)。 この爆発によって、CME(太陽ガスの放出現象)が発生している様です。 AIA193の動画を見ると、ガスは幅広く噴き出していて、 地球方向にも影響が及びそうです。 その場合、12月4〜5日頃に太陽風の擾乱がやって来るのではないでしょうか。 擾乱は比較的小規模で、2日程度の規模でしょう。 それでも、速度や磁場の変動の具合では、ある程度活発なオーロラも期待できます。 ライブカメラなど楽しみにしてください。 現在の太陽風は、速度は340km/秒へ下がり、すっかり低速風となっています。 磁場強度も2nTに弱まって、太陽風は穏やかです。 先程のCMEの影響が見られるまで、太陽風は穏やかに推移すると思われます。 CMEの影響が通過した後も、またしばらく穏やかになりそうです。 SDO AIA 193による太陽活動の様子 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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