宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:09)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 1 --- ---
11/30 --- ---
11/29 --- ---

黒点 12/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
1130 14 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 333 -0.4
-2 h 342 +1.2
-4 h 346 -1.7
-6 h 355 +0.6
-8 h 356 -1.0
-10 h 352 -0.5
-12 h 376 -2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -16 -18/ 10
-2 h -17 -17/ 4
-4 h -18 -14/ 2
-6 h -18 -15/ 6
-8 h -19 -17/ 4
-10 h -19 -15/ 4
-12 h -20 -14/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
12/ 1 0.4 5x10^1
11/30 0.4 4x10^1
11/29 0.4 4x10^1
11/28 0.4 1x10^3
11/27 0.4 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/11/26 12:22 太陽風は平均的な速度に下がっています。磁気圏は穏やかです。衛星3機のCME同時撮影を紹介します。
2010/11/27 10:43 太陽風は低速風になり、340km/秒へ下がっています。太陽も静穏です。
2010/11/28 23:24 コロナホールの影響で、450km/秒のやや高速の太陽風になっています。新しい黒点が発生しています。
2010/11/29 11:25 1130黒点群が現れました。弱い高速風は終わり、太陽風は平均的な速度に戻っています。
2010/11/30 11:39 太陽風はやや低速です(380km/秒)。昨日いっぱい、弱いオーロラ活動が続いていました。
最新のニュース

2010/12/ 1 12:09 更新
太陽で小規模の爆発現象があり、CMEが発生しているようです。太陽風は低速です。

担当 篠原

今日の早朝、12月1日5時半(世界時11月30日20時半)、
1130黒点群でB8と、もう少しでCクラスに達する小さなフレアが発生しました。
1130黒点群は昨日よりも少し大きくなっていますが、
フレア活動が特に活発化しているという様子は見られません。

このフレアの直前に、太陽の東側で別のフレアらしき爆発現象が発生しています。
SDO AIA193を見ると、小さな活動領域付近から
意外に派手な爆発が発生しています(動画を掲載します)。

この爆発によって、CME(太陽ガスの放出現象)が発生している様です。
AIA193の動画を見ると、ガスは幅広く噴き出していて、
地球方向にも影響が及びそうです。

その場合、12月4〜5日頃に太陽風の擾乱がやって来るのではないでしょうか。
擾乱は比較的小規模で、2日程度の規模でしょう。
それでも、速度や磁場の変動の具合では、ある程度活発なオーロラも期待できます。
ライブカメラなど楽しみにしてください。


現在の太陽風は、速度は340km/秒へ下がり、すっかり低速風となっています。
磁場強度も2nTに弱まって、太陽風は穏やかです。

先程のCMEの影響が見られるまで、太陽風は穏やかに推移すると思われます。
CMEの影響が通過した後も、またしばらく穏やかになりそうです。



SDO AIA 193による太陽活動の様子
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。