宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2010/11/28 23:24 更新 コロナホールの影響で、450km/秒のやや高速の太陽風になっています。新しい黒点が発生しています。 担当 篠原 今日は、昼間に記事の更新ができず、申し訳ありませんでした。 既にこの時間ですが、簡単に現況をまとめます。 太陽風は、弱い高速風になっています。 28日に入った頃から、速度の上昇が始まり、450km/秒に達しました。 以降、約1日にわたってこの状態が続いています。 太陽コロナに見えていた、小規模のコロナホールの影響が及んだためと思われます。 速度上昇に伴って、太陽風の磁場もかなり強まって、 最大15nTに達する変化となっています。 一時的に、-15nT近い強い南向きにもなっていて、 活発な磁気圏活動をもたらしたようです。 しかし、AE指数のデータが更新されておらず、 どの程度の活動になったのかは分かりません。 コロナホールの規模から考えて、高速風はあまり長く続かないと思います。 明日か明後日には下がって、穏やかな太陽風へ戻っていくのではないでしょうか。 その後は、しばらく穏やかな太陽風が続くでしょう。 太陽では、中央北寄りに新しい黒点群が発生しています。 特にフレア活動はありませんが、 この半日ほどでここまで拡大しており、しばらく注目して下さい。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |