宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/11/29 11:25 更新 1130黒点群が現れました。弱い高速風は終わり、太陽風は平均的な速度に戻っています。 担当 篠原 太陽の中心付近に昨日現われた黒点群は、1130黒点群となりました。 Bクラスの小さなフレア活動を起こしているだけで、 今のところあまり活発ではありません。 その他も特に目立った領域はなく、太陽は静穏です。 太陽風は、今日に入った頃から速度が420〜440km/秒へ一段下がり、 昨日一日続いていた、やや高速という状態は終わりつつあります。 磁場強度は、速度が下がるのとは反対に、5nTと平均的な強さを回復しています。 そして、南北成分が-3nTと弱い南向きが続く様になっていますが、 AE指数では、200〜300nT程度の小さなオーロラ活動が発生している程度です。 これでコロナホールの影響が一段落ついたと考えると、 これから10日近く穏やかな太陽風が続きそうです。 SDOの太陽コロナ写真を見ると、北半球の東端(左端)に微かにコロナホールが見えている程度で、 次の高速風の到来は、この辺りの影響によるものと考えられます。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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