宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/11/26 12:22 更新 太陽風は平均的な速度に下がっています。磁気圏は穏やかです。衛星3機のCME同時撮影を紹介します。 担当 篠原 宇宙に浮かんだ3台のコロナグラフ、 SOHO LASCO C3と、STEREO Ahead、BehindのCOR2で、 ほぼ同時にCMEが撮影されていました。 並べてみましょう。 掲載の写真は、左から、Behind、SOHO、Aheadです。 それぞれを拡大・縮小して、中央の太陽の白丸の大きさをそろえています。 正確な調整ではありませんが、CMEの見え方はだいたい同じ大きさになっています。 撮影時刻は、今朝9時のほぼ同時刻です(世界時25日23時54分と55分)。 現在、STEREO衛星は、ほとんど太陽の左右に開ききった位置にあり、 同じCMEを左側と右側から見比べていることになります。 そして、SOHOは、それを正面から見ています。 こういった立体的な撮影により、CMEの新しい研究が進んでいるのでしょう。 このCMEは、太陽の向こう側で発生しています。 地球への影響はありません。 その太陽ですが、1127黒点群は見えていますが、目立った活動は発生していません。 X線グラフにBクラスの小さな変動がある程度です。 太陽風は、今朝までは450km/秒程度のやや高速の状態を保っていましたが、 その後下がって、380km/秒と平均的な速度に戻っています。 磁場強度は、3nTと弱まっています。 2日後くらいに、小規模のコロナホールの影響がやって来るかもしれませんが、 それまでは、太陽風の速度も落ち着くのかもしれません。 磁気圏のオーロラ活動は穏やかです。 SOHOと2機のSTEREOで、同時に太陽の向こう側のCMEが観測されました。 (c) SOHO (ESA & NASA)、STEREO (NASA)、写真加工 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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