宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/11/27 10:43 更新 太陽風は低速風になり、340km/秒へ下がっています。太陽も静穏です。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュース以降もゆっくりと低下を続け、 今日の早朝には、340km/秒まで下がりました。 以後は、その速度で6時間ほど安定しています。 磁場強度は、3nTと弱まったままでしたが、 先程から6nTへ強まる変化をしています。 この時点ではまだはっきりしませんが、 コロナホールの影響が近付いている可能性もあります。 穏やかな太陽風を受けて、地球の磁気圏は穏やかです。 オーロラの活動度を示すAE指数は、ほとんど変化していません。 SOHO EIT195の太陽コロナ写真を見ると、 北半球中緯度のコロナホールは、だいぶ西へ移動しています。 明日、明後日の太陽風に影響がやって来るかもしれません。 速度が一時的に上昇しますが、あまり大きな変化にはならないでしょう。 これを過ぎると、太陽の東側にはコロナホールは見られず、 10日くらい穏やかな状態が続きそうです。 太陽は、北西(右上)に1127黒点群の小さな黒点が見える程度です。 南東(左下)には1128黒点群が出現していたのですが、今は白斑が見えるだけです。 X線にも変化はなく、太陽は穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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