宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:43)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/27 --- ---
11/26 --- ---
11/25 --- ---

黒点 11/27 (NOAA)
磁場 フレア
1127 1 α ---
1128 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:36 342 +1.3
-2 h 341 +1.8
-4 h 334 -0.3
-6 h 353 -0.5
-8 h 361 -1.2
-10 h 363 -0.3
-12 h 365 -1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -11 -18/ 6
-2 h -13 -17/ 4
-4 h -14 -14/ 3
-6 h -14 -17/ 5
-8 h -14 -21/ 6
-10 h -14 -23/ 3
-12 h -13 -20/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
11/27 0.4 3x10^2
11/26 0.4 2x10^2
11/25 0.4 2x10^2
11/24 0.4 2x10^2
11/23 0.4 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/11/22 09:32 太陽風は平均的な状態です。オーロラの活動がある程度発生しています。
2010/11/23 11:41 太陽風の速度は500km/秒付近に上昇しています。小規模の高速風の到来だと思われます。
2010/11/24 13:09 太陽風は平均的な速度に戻りつつあります。太陽は静穏です。
2010/11/25 11:14 太陽風の速度はやや高速の状態に戻っています。小さなオーロラ活動も起きています。
2010/11/26 12:22 太陽風は平均的な速度に下がっています。磁気圏は穏やかです。衛星3機のCME同時撮影を紹介します。
最新のニュース

2010/11/27 10:43 更新
太陽風は低速風になり、340km/秒へ下がっています。太陽も静穏です。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日のニュース以降もゆっくりと低下を続け、
今日の早朝には、340km/秒まで下がりました。
以後は、その速度で6時間ほど安定しています。

磁場強度は、3nTと弱まったままでしたが、
先程から6nTへ強まる変化をしています。
この時点ではまだはっきりしませんが、
コロナホールの影響が近付いている可能性もあります。

穏やかな太陽風を受けて、地球の磁気圏は穏やかです。
オーロラの活動度を示すAE指数は、ほとんど変化していません。


SOHO EIT195の太陽コロナ写真を見ると、
北半球中緯度のコロナホールは、だいぶ西へ移動しています。
明日、明後日の太陽風に影響がやって来るかもしれません。
速度が一時的に上昇しますが、あまり大きな変化にはならないでしょう。

これを過ぎると、太陽の東側にはコロナホールは見られず、
10日くらい穏やかな状態が続きそうです。


太陽は、北西(右上)に1127黒点群の小さな黒点が見える程度です。
南東(左下)には1128黒点群が出現していたのですが、今は白斑が見えるだけです。

X線にも変化はなく、太陽は穏やかです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。