宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:14)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/25 --- ---
11/24 --- ---
11/23 --- ---

黒点 11/25 (NOAA)
磁場 フレア
1127 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:06 464 +0.3
-2 h 477 +0.2
-4 h 462 -0.5
-6 h 461 -1.2
-8 h 468 -1.7
-10 h 460 -1.2
-12 h 449 +1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -16 -18/ 9
-2 h -16 -18/ 4
-4 h -16 -16/ 6
-6 h -17 -9/ 24
-8 h -17 -26/ 4
-10 h -14 -28/ 9
-12 h -13 -28/ 10

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^2
11/25 0.3 2x10^2
11/24 0.4 2x10^2
11/23 0.4 4x10^2
11/22 0.5 8x10^2
11/21 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
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NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/11/20 10:41 太陽風は350km/秒の低速風に変わりました。太陽も静穏です。
2010/11/21 09:29 太陽風の速度は400km/秒前後で推移し、穏やかです。
2010/11/22 09:32 太陽風は平均的な状態です。オーロラの活動がある程度発生しています。
2010/11/23 11:41 太陽風の速度は500km/秒付近に上昇しています。小規模の高速風の到来だと思われます。
2010/11/24 13:09 太陽風は平均的な速度に戻りつつあります。太陽は静穏です。
最新のニュース

2010/11/25 11:14 更新
太陽風の速度はやや高速の状態に戻っています。小さなオーロラ活動も起きています。

担当 篠原

SOHO LASCO C3で、太陽の南西(右下)に向かうCME(太陽ガスの放出現象)が観測されました。
フィラメントの噴出が発生したそうです。
横方向への飛び出しなので、地球への影響はないでしょう。

太陽は、1127黒点群が小さく見えるだけで、活動は穏やかです。
X線のグラフも、ごく小さな変化が見られるだけです。

STEREO Behindを見ても、太陽の東側には特に活発な領域はなく、
穏やかな太陽が続きそうです。


太陽風の速度は、昨日430km/秒に下がりましたが、
その後ゆっくりと上がり始め、現在は470km/秒とやや高速の状態に戻っています。
特にコロナホールは見られませんでしたが、
一昨日くらいから太陽風の速度はやや高めの状態が続いています。

太陽のコロナ写真では、
ちょうど今日の写真の中央付近に南北に細長いコロナホールが見えています。
3日後くらいに影響が見られるかもしれません。


磁気圏活動は、速度がやや上がっていることと、
太陽風の磁場が弱い南向きに振れているため、
小さな変動が断続的に発生しています。

アラスカのライブカメラはずっと曇っていて、オーロラを見ることはできないのですが、
満月近いことも考えると、淡いオーロラが見えているのかもしれません。



SOHO衛星 LASCO C3カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

11/24 07:18 UT

11/24 09:18 UT

11/24 12:18 UT


SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。