宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/11/25 11:14 更新 太陽風の速度はやや高速の状態に戻っています。小さなオーロラ活動も起きています。 担当 篠原 SOHO LASCO C3で、太陽の南西(右下)に向かうCME(太陽ガスの放出現象)が観測されました。 フィラメントの噴出が発生したそうです。 横方向への飛び出しなので、地球への影響はないでしょう。 太陽は、1127黒点群が小さく見えるだけで、活動は穏やかです。 X線のグラフも、ごく小さな変化が見られるだけです。 STEREO Behindを見ても、太陽の東側には特に活発な領域はなく、 穏やかな太陽が続きそうです。 太陽風の速度は、昨日430km/秒に下がりましたが、 その後ゆっくりと上がり始め、現在は470km/秒とやや高速の状態に戻っています。 特にコロナホールは見られませんでしたが、 一昨日くらいから太陽風の速度はやや高めの状態が続いています。 太陽のコロナ写真では、 ちょうど今日の写真の中央付近に南北に細長いコロナホールが見えています。 3日後くらいに影響が見られるかもしれません。 磁気圏活動は、速度がやや上がっていることと、 太陽風の磁場が弱い南向きに振れているため、 小さな変動が断続的に発生しています。 アラスカのライブカメラはずっと曇っていて、オーロラを見ることはできないのですが、 満月近いことも考えると、淡いオーロラが見えているのかもしれません。 SOHO衛星 LASCO C3カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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