宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:41)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/23 --- ---
11/22 --- ---
11/21 --- ---

黒点 11/23 (NOAA)
磁場 フレア
1126 2 β ---
1127 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:36 480 +4.3
-2 h 485 -2.6
-4 h 456 +2.8
-6 h 436 +3.9
-8 h 440 +1.8
-10 h 431 -1.6
-12 h 404 +4.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -18 -36/ 19
-2 h -12 -21/ 5
-4 h -12 -20/ 4
-6 h -14 -24/ 4
-8 h -16 -23/ 7
-10 h -13 -22/ 5
-12 h -15 -25/ 10

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^1
11/23 0.4 4x10^2
11/22 0.5 8x10^2
11/21 0.4 1x10^3
11/20 0.4 2x10^3
11/19 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/11/18 10:16 太陽風は平均的な速度に戻りました。太陽は黒点は目立ってますが、穏やかです。
2010/11/19 12:14 550km/秒の高速太陽風がやって来ました。磁気圏は静穏です。太陽の活動も静かです。
2010/11/20 10:41 太陽風は350km/秒の低速風に変わりました。太陽も静穏です。
2010/11/21 09:29 太陽風の速度は400km/秒前後で推移し、穏やかです。
2010/11/22 09:32 太陽風は平均的な状態です。オーロラの活動がある程度発生しています。
最新のニュース

2010/11/23 11:41 更新
太陽風の速度は500km/秒付近に上昇しています。小規模の高速風の到来だと思われます。

担当 篠原

太陽風は、再び高速風に変わりつつあります。
昨日のニュース以降、太陽風の速度はじわじわと上がり続け、
現在480km/秒ほどになっています。

その間、磁場強度も8nTほどに強まっていて、現在も6nTとやや強めの状態です。
太陽風の速度はこの後も上昇を続け、500km/秒台に達する可能性があります。

発生原因は、太陽の北半球側にあったコロナホールだと思われます。
掲載しているSDO AIA193の太陽コロナ写真では、
西に傾いてしまって既に見にくくなっています。

コロナホールの規模は小さいことから、
太陽風の高まりは、明日くらいまでではないかと思います。

磁気圏のオーロラ活動は、AE指数で500nTと300nTの変動が起きている程度で、
あまり活動的ではありません。

現在はだいぶ速度が上がってきたことから、南向き磁場の変化によって、
中小規模のオーロラ活動が発生する可能性があります。


SDO AIA193を見ると、太陽の東半球側の、
北半球中緯度付近と、南半球の低緯度から南極にかけて、
それぞれ細長いコロナホールが見えています。
5日後くらいにこれらの領域の影響が地球にやって来るかもしれません。
ただし、前周期の場合は、太陽風にほとんど影響はやって来ませんでした。
今回はどうでしょうか。


太陽は、南半球の1126黒点群は消失し、北半球の1127黒点群だけになっています。
フレア活動は特になく、静かな太陽です。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。