宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/11/21 09:29 更新 太陽風の速度は400km/秒前後で推移し、穏やかです。 担当 篠原 昨日の太陽風磁場の強まりの後、速度はわずかに430km/秒へ上昇しただけでした。 昨夜のうちに下がり始め、現在は390km/秒と平均的な速度です。 磁場の南北成分がずっと北寄りになっている影響もあり、 磁気圏のオーロラ活動も低調です。 AE指数には、ほとんど変化が見られません。 SOHO EIT195の太陽コロナを見ると、北半球側のコロナホールは、 中心から少し西寄りに位置していて、 もう1日ほど経つと、地球への影響が始まるタイミングです。 コロナホールの規模から、太陽風の変化は比較的小規模だと思いますが、 もうしばらく、太陽風の変化に注目してください。 太陽の活動も、静かな状態が続いています。 南西(右下)の1126黒点群は、黒点の数が減り、縮小傾向にあります。 北東(左上)の1127黒点群も、目玉がひとつ見えているだけで、活動は見られません。 STEREO Behindによると、東端の向こう側にも活動領域は見られず、 太陽はしばらく穏やかな状態が続きそうです。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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