宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/11/16 12:10 更新 600km/秒台の高速の太陽風が続いています。太陽では、B、Cクラスのフレアが続いています。 担当 篠原 600km/秒台の高速太陽風が続いています。 昨日より、太陽風の速度は600〜650km/秒の間で安定していました。 磁場強度は、6nTから3nTへゆっくりと弱まっています。 今日はAE指数のデータが不調なのですが、 太陽風の磁場が比較的北寄りに推移していることなどから、 磁気圏の活動はあまり活発ではないようです。 ACEのグラフの最新部分では、速度は550km/秒を下回るくらいに下がっています。 磁場強度が弱まっていることから、高速風は弱まる傾向にあるのかもしれません。 しかし、SOHOやSDOの太陽コロナ写真を見ると、 小規模のコロナホールが太陽の中心から東側にかけて延びており、 影響度は弱まりそうですが、引き続き太陽風は高めの速度を保つ可能性があります。 太陽では、北半球西側(右上側)の1124黒点群と南東(左下)の1126黒点群で、 小規模のフレア活動が続いています。 この1日の最大のフレアはC2.3で、その他はBクラスの小さなものばかりです。 1126黒点群は、黒点の数も増えて、発達しているようです。 この後の変化に注目してください。 放射線帯の高エネルギー電子は、高速風の影響を受けて、3000くらいまで上がっています。 この後、もう少し増加するかもしれません。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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