宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/11/17 12:20 更新 高速風は500km/秒台に下がっています。太陽は穏やかになっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、500km/秒台前半と、 やや下がっていますが、現在も高速の状態を保っています。 磁場強度は、4nT前後とやや弱まっていて、 高速風としての勢いはなくなっているようです。 この後、速度は下がっていくのか、 小規模のコロナホールの影響を受けて、ある程度高速の状態を保つのか、 注目してください。 27日周期の図では、 前周期はこれから(10月23日から)強い高速風の領域が来ていたのですが、 現在は、コロナホールの様子が大きく変わっていて、 前周期ほど強い高速風はやって来ないと思われます。 どの程度の変化がやって来るでしょうか。 磁気圏のオーロラ活動は、AE指数で500nT程度の変動が2回発生している程度です。 高速風が弱まって来たことや、磁場の南北成分が比較的北寄りになっているためです。 太陽のフレア活動も穏やかになっています。 東の端から新しく1127黒点群が上がってきて、 X線の強度は少し高めで推移していますが、 フレアの活動はほとんど見られず、穏やかです。 1127群も、現状では特に活発と言うこともないようです。 放射線帯の高エネルギー電子は、数千のレベルで安定しています。 今回は、これ以上の目立った増加はないでしょう。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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