宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:20)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏内がやや活動的になっています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/17 --- ---
11/16 --- ---
11/15 16:18 C2.3

黒点 11/17 (NOAA)
磁場 フレア
1124 7 β C2
1125 2 α ---
1126 5 β ---
1127 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 499 -0.5
-2 h 501 -0.1
-4 h 512 +1.2
-6 h 533 +2.4
-8 h 545 +3.7
-10 h 544 +2.8
-12 h 549 +1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -13 -30/ 17
-2 h -12 -18/ 5
-4 h -11 -23/ 5
-6 h -10 -20/ 6
-8 h -12 -23/ 10
-10 h -14 -25/ 12
-12 h -17 -27/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
11/17 0.4 4x10^3
11/16 0.3 3x10^3
11/15 0.4 2x10^3
11/14 0.3 2x10^3
11/13 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/11/12 12:12 1123黒点群が小規模フレアを多発させています。太陽風の変動によってオーロラが活発になりました。
2010/11/13 12:36 太陽のフレア活動は落ち着いています。高速太陽風は500km/秒台に上がっています。
2010/11/14 12:05 Cクラスのフレアが発生しています。太陽風はやや高速です。今後、高速風が強まる可能性があります。
2010/11/15 09:25 太陽風の速度は650km/秒近くまで高まり、高速風が強まっています。太陽は穏やかです。
2010/11/16 12:10 600km/秒台の高速の太陽風が続いています。太陽では、B、Cクラスのフレアが続いています。
最新のニュース

2010/11/17 12:20 更新
高速風は500km/秒台に下がっています。太陽は穏やかになっています。

担当 篠原

太陽風の速度は、500km/秒台前半と、
やや下がっていますが、現在も高速の状態を保っています。
磁場強度は、4nT前後とやや弱まっていて、
高速風としての勢いはなくなっているようです。

この後、速度は下がっていくのか、
小規模のコロナホールの影響を受けて、ある程度高速の状態を保つのか、
注目してください。

27日周期の図では、
前周期はこれから(10月23日から)強い高速風の領域が来ていたのですが、
現在は、コロナホールの様子が大きく変わっていて、
前周期ほど強い高速風はやって来ないと思われます。
どの程度の変化がやって来るでしょうか。


磁気圏のオーロラ活動は、AE指数で500nT程度の変動が2回発生している程度です。
高速風が弱まって来たことや、磁場の南北成分が比較的北寄りになっているためです。


太陽のフレア活動も穏やかになっています。

東の端から新しく1127黒点群が上がってきて、
X線の強度は少し高めで推移していますが、
フレアの活動はほとんど見られず、穏やかです。
1127群も、現状では特に活発と言うこともないようです。


放射線帯の高エネルギー電子は、数千のレベルで安定しています。
今回は、これ以上の目立った増加はないでしょう。



SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。