宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/11/14 12:05 更新 Cクラスのフレアが発生しています。太陽風はやや高速です。今後、高速風が強まる可能性があります。 担当 篠原 この数日、SDO衛星の太陽動画の掲載を続けていますが、 今日は、北半球側ほぼ中央の1124黒点群の変化を紹介しましょう。 大きな変化ではありませんが、黒点群のそれぞれの部分に、 横への移動や、ねじれ、新しい黒点の発生など、様々な変化があり、何度も見てしまう映像です。 その太陽は、昨日のニュース以降も、2つのCクラスフレアを起こしています。 13日20時半(世界時13日11時半)のC1.3と、14日9時(世界時14日0時)のC1.2です。 2つとも、南半球の1123黒点群で発生している様です。 フレアの規模は小さくなっていますが、1123黒点群は活動を続けています。 また、北半球側の1124黒点群と1125黒点群でも、Bクラスの小さな変動が発生しています。 この後も、大きくはありませんが、フレアの発生は続きそうです。 太陽風は、弱い高速太陽風が続いています。 昨日以降、速度は460km/秒前後で安定しています。 磁場強度は、5nTとやや強さを回復しているようです。 磁気圏は、小規模のオーロラ活動が数回発生している程度で、 それほど活動的ではありません。 昨日紹介したように、今後の太陽風は、コロナホールやCMEの影響がやって来て、 やや乱れた状態が続くのではないかと予想しています。 磁場強度が強まって、速度が上昇し、オーロラを活発に起こす可能性があります。 オーロラ観望には期待が持てそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、1000を超えたところで増加は止まっています。 次の太陽風の変化の後、再び注意が必要になるでしょう。 SDOの可視光写真による、1125黒点群の変化。 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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