宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2010/11/ 6 12:18 更新 1121黒点群で、M1.0の中規模フレアが発生しました。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 1121黒点群が、活発な活動を続けています。 昨日朝のM1.6に続き、昨夜、5日22時(世界時5日13時)にも、 M1.0の中規模フレアを起こしました。 また、掲載しているX線の図の最新のところ、 6日11時半(世界時6日2時半)にも、C2.0の小規模フレアを起こしています。 1121黒点群は、可視光写真では、小さな黒点が2つ見えている程度なのですが、 ずいぶんがんばっています。 引き続き、フレアの発生に注目してください。 一方、太陽の北半球中央部にある1120黒点群は、 微かな黒点が2つ左右に離れて見える程度に弱まっています。 この離れた黒点が、磁気的にはペアになっているという話をしましたが、 今日の磁場写真でも、左右に白黒のN極、S極が、 細長く伸びて左右に並んでいる様子を見ることができます。 これを見ると、2つの黒点が1つのまとまりであることがよく分かります。 太陽風は、小さな速度の山がやって来ました。 5日23時(世界時5日14時)頃から変化が始まり、 速度は300km/秒から370km/秒ほどに上昇しました。 変化は半日ほど続いて、今朝には低下し、現在は再び300km/秒に戻っています。 磁気圏のオーロラ活動は概ね静穏です。 AE指数で300nTほどの小規模の変化が見られる程度です。 この後も、基本的には低速の穏やかな太陽風が続くでしょう。 SOHOによる、太陽の磁場写真。北半球の真ん中に1120黒点群の磁場の強まりが見える。 (c) SOHO (ESA & NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |